親はどこまでどう宿題を手伝ったらいいのでしょう?

宿題をどこまで手伝ったらいい

どこまでどう手伝ったらいいのでしょう?

夏休みも半ば過ぎ。山のような宿題も、着実に半分終わらせたぞ! という子もいれば、まだ全然手をつけていないや……、という子もいるかもしれません。親として、どんなサポートができるしょうか。

この記事では、夏休みだけでなく、学校が始まってからも思い出していきたい「親は宿題をどう手伝ったらいいか」についてのヒントを紹介します。


親が宿題をよく手伝った子の方が成績が下がる?

これまで30年近く親の関わり方と子供のパフォーマンスについての研究を続ける社会学者キース・ロビンソン氏とエンジェル・ハリス氏による興味深い報告があります。
それによると、小学生時代に親がつきっきりで宿題を手伝うほど、年齢が上がるにつれ、子供の学業成績が低下したというのです。これは、課題を前にする度、親に手伝ってもらうことに慣れてしまうため、自分で考えたり工夫したりという力が培われないためだと説明されています。

では、親はほうっておけばいいのかというと、宿題をしない子はしないもの。全く手付かずのまま締め切り直前になって徹夜で取り組み、結局宿題の内容が何も身についていないということにもなり得ます。

手伝い過ぎるのでもなく、ほったらかしにするのでもなく、どんな親のサポートが効果的なのでしょうか。それにはまず、「足場作り」という考え方を覚えておきたましょう。


子供の成長を助ける「足場作り(Scaffolding)」

心理学で用いられる「足場作り」とは、子供の発達にとって鍵となる大切な考え方です。例えば、戸棚の上にあるお皿に子供の手が届かない場合、子供の代わりに皿をとってやるのではなく、また「取りなさい」とただ言い放つのでもなく、子供自身で手が届くよう「踏み台」を用意してやるという考え方です。

初めの内は3段の踏み台が必要になるかもしれません、それでも子供が大きくなるにつれ、2段から1段へと変わり、いずれ踏み台がなくとも子供の手が届くようになるでしょう。子供に関わる大人の大切な役割とは、こうしてその時のその子に合った高さの「足場」を作ってやること

宿題に関しても同様です。親が代わりにやってあげるのでもなく、「やりなさい!」と突き放すのでもなく、いずれは子供が自主的に取り組むことのできる「足場」を用意してやりたいものです。では、どんな足場を築くことができるでしょうか?

>>次のページでは、具体的なサポートの仕方について紹介します。