元利均等返済と元金均等返済、どちらを選ぶ?

住宅ローンの返済方法は2つ。元利均等返済と元金均等返済です。借入額、期間、金利が変わらなくても、いずれを選ぶかで、毎月の返済額から支払う利息まで違ってきます。特徴を理解しましょう。

元利均等と元金均等の違い

住宅ローンの返済額は、元金(借り入れたお金)の返済にまわる部分、それから利息の支払いに充てられる部分の合計、つまり元利の合計で成り立っています。

2つの返済方法のうち元利均等返済は、元利(元金と利息)の合計額が均等(同じ)になるように計算する返済方法をいいます。これに対して元金均等返済は、元金部分の返済が均等になるように計算する方法です。120万円を12回で返済するなら、1回に返済する元金は10万円ということです(120万円÷12=10万円)。

数字で見る元利均等と元金均等

3,000万円を30年、3%、毎月返済のみ(ボーナス併用なし)で借りた場合について見てみましょう。下の表をご覧ください。

まず、毎月の返済額に着目します。元利均等返済の場合、返済額は126,481円と一定です。その内訳を見ると、返済が進むにつれて元金の占める割合が多くなることがわかります。元金均等返済の1回目の返済額は158,333円です。それが2回目になると200円ほど減ることがわかります。返済額に占める元金の返済は83,333円と一定ですが、支払利息が減るため、回数を追うごとに返済負担が小さくなります。

元利均等返済と元金均等返済を比べると、元金均等返済のほうが、支払利息が少なくて済みます。元金が減るスピードがはやいからです。先の条件なら、30年トータルで支払利息の差はおよそ200万円にもなります。

それでは、誰もが元金均等返済を選ぶでしょうか。答えはノーです。まずネックになるのは、元金均等返済は当初の返済負担が大きいこと。採用している金融機関がある程度限られることもあげられるでしょうか。

加えて金利の低い今、以前ほど元金均等返済と元金均等返済に差が付きにくくなっていることも挙げられるでしょう。返済方法を検討するときは、実際の数字を確認することを忘れないようにしましょう。
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