成績がイマイチだったとしても、脊髄反射的な発言はNG!

成績が悪いと親子供にショック!?

成績が悪いと親子供にショック!?

学期末、子供たちが成績表をもらってきたとき、親の期待が大きければ大きいほど、結果がそれほどでなかったときの落胆は大きくなります。
しかし脊髄反射的に「なんでこんな成績なの?」とか「やばいじゃん!」などと言うのはNGです。成績表だけを見て子供の1学期間のすべてを全否定することになるからです。

ざっくりと「ひどい成績」とか「なんで?」とか言われても、子供は何も言い返せません。そのように思慮もなく投げ放たれた言葉からは今後に活かす教訓も得られません。ではどういう態度をとるのがいいのでしょうか?

1 子供自身の評価を聞く

まず、親が評価する前に、子供自身がその結果についてどう評価しているのかを確かめるべきでしょう。子供本人は割と満足しているかもしれないのです。その前提がずれていたら、今後何を言っても子供は聞く耳を持ってはくれません。


2 具体的に指摘する

そのうえでもし危機感が足りていないと思うのなら、親から見た率直な危機感を伝えるのはOKです。たとえば極簡単な漢字が書けていないとか、算数の計算の基本ができていないとか、このまま放置したらあとで取り返しがつかないことになると思うような部分があるのであれば、具体的に指摘しましょう。


3 いっしょに考える

もし本人にも危機感があるのなら、それ以上危機感を煽る必要はありません。あまりダメダメ言うと、子供は「自分はダメなんだ」という自己暗示にかかってしまいますから。その代わりに「どうやったら次はいい成績が取れるだろうか」といっしょに考えてあげましょう。

いっしょに考えるといっても、主役はあくまで子供です。親が勝手にこうしようああしようと決めるのではなく、子供自身が考えるのをそばで見守り、必要に応じてアドバイスをするような感じです。


4 悔しがっているようなら共感する

もし本人が結果を悔しがっているようなら、その気持ちをしっかり受け止めて上げましょう。「いまさらそんなに悔しがるんだったら何であのときちゃんと勉強しなかったのさ」とツッコミを入れたくなる気持ちもあるでしょうが、そこは我慢です。

「そうか、悔しいよね。せっかくがんばったのにね。何が悪かったのかしっかり分析して、次にいかせばいいよ」と励ましてあげてください。まあ、毎回このパターンが演じられるという状況もありがちで、それはそれで困ったものではありますが……。


5 失敗から学ぶことの大切さを教える

大事なのはこれです。芳しくない成績を取ってしまったという事実は変えられません。しかしそれを恥じることはないと教えましょう。テストや成績表とは、自分の努力がどの程度の達成度であったかを測るためのものです。いつもいいわけがありません。むしろ悪かったときこそ、「ああ、勉強の仕方が悪かったな」とか「テストに臨む気持ちが良くなかったな」とか、そこから何かを学び取り修正することが肝心です。悪い成績というのはそういうためにあるのだと教えてあげましょう。

くり返します。よろしくない成績を取ってしまったことを恥じる必要はありません。悪い成績というのは、その後の糧にするためにあるものです。失敗を糧にすることを覚えれば、失敗を恐れない人に育ちます。つまりチャレンジのできる人になるということです。悪い成績からそのことを学べたのだとすれば、100点満点を取った以上の価値があるというものです。


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