今後の株式市場はどう動く?
日本の株式市場は、中国の株式市場が下落した影響を受けて下落し、日経平均株価は7月8日に2万円の大台を割り込みました。中国では、株式市場に上場する企業の株式の売買を停止するという措置をとったことで、株価の下落を食い止めることが一応はできた(?)ようで、日本の株式市場はそれを好感して、すぐさま株価は上昇。7月13日には2万円を回復しました。急騰と急落を繰り返す日本の株式市場はこれから買っても上がるのでしょうか。それとも下がるのでしょうか。今後の株式市場がどう動くのか考えてみたいと思います。
日経平均株価のチャート
まずは日経平均株価のチャートを見てみましょう。丸印をつけた所が、今回の急落とその後の上昇です。あっと言う間に株価が上昇したことがわかりますね。株価は2万円を回復して以降、するすると上昇を続けていますが、現状はどのような状態にあるのでしょうか?
株価の方向性を分析する
株価の方向性を見る場合には、トレンドライン分析を利用します。トレンドライン分析では、例えば上昇傾向なのか、それとも下落傾向にあるのか、株価の大まかな方向性、つまりトレンドをつかむことができます。具体的に、どのようにトレンドライン分析を行うのかと言うと、株価チャートに、株価をサポートする「下値支持線」と、上値を抑える「上値抵抗線」を引いて、株価のトレンドをつかむのです。
日経平均株価の方向性を考える
では、日経平均株価の2015年に入ってからの株価チャートに、下値支持線を引いてみましょう。株価はこれまで下値支持線をサポートラインとして上昇基調にあったわけですが、7月に入ってから明確に株価が下値支持線を下回っていることがわかりますね。
一般的に、株価は下値支持線を下回ると水準そのものを下げるとされています。つまり、これを見る限り、株価はこれまでの上昇トレンドから変化している可能性が高く、新たな水準を模索するのではないかと分析することができるようになります。
株式投資は、安い時に買って高くなったら売ることで儲けることができます。ですから、これから株価が上昇するのか、それとも下落するのか、ある程度方向性を確認できてから取引をしても遅くはないでしょう。
株価は上昇と下落を繰り返します。急いで買ったからと言って儲かるわけではありません。買い時売り時を逃さないためにも、株価がどういう状況に置かれているのかを常に考えて、株の取引を行っていくことが大事になるでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
◎テクニカル分析でのスイングトレードがメインです。【無料講座プレゼント中】