ウィーンのスペイン乗馬学校とは
馬と騎手が心技一体となって完成するスペクタクルな技©Spanische Hofreitschule/Rene van Bakel
スペイン乗馬学校の歴史
これほど美しいバロック様式の屋内馬場で高等馬術が見られるのも、ウィーンならでは©Spanische Hofreitschule/Stefan Seeling
また、2015年は創立450周年に当たることから、スペインのエレーナ王女と騎手たちをゲストとして招いたガラ公演や、スペイン乗馬学校主催の夏の舞踏会なども開催されました。
純白のリピツァーナー馬
ショーで用いられているリピツァーナー馬は、スペイン、アラブ、イタリア発祥の馬種を複雑に交配させたものです。頭がよく、強靭な体をもつことから、クラシックな馬術競技に最適ですが、16~18世紀当時は軍馬としても重宝されていました。生まれたときは体毛が茶色であるものの、成長と共に色素が抜け、やがて輝くような純白の毛並みを持つようになるのが特徴です。スペイン乗馬学校では、ショーに登場するすべての馬を、この高貴なリピツァーナー種で揃えていることで有名となっています。次は、白馬のショーについて見ていきましょう!