写真撮影/写真撮影に役立つ100均グッズの選び方・使い方

100均グッズで作る「撮影ホワイトボックス」(2ページ目)

ガイド瀬川の100均グッズ工作シリーズ、今回は「撮影ホワイトボックス」です。小物などの商品撮影をするときに使用するホワイトボックス。これをなんと100均グッズ二つだけで作り上げてしまいます。メイキング映像をタイムラプス動画でアップしましたのでこちらも合わせてご覧ください。

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

ホワイトボックスを使うことで光が拡散される

撮影ホワイトボックス

ホワイトボックスを使って照明を使い撮影しているところ。


「撮影ホワイトボックス」が用意できましましたら、半透明ボードに照明を当てるようにセッティングします。照明はLEDライト、デスク照明、フラッシュなどどれでも使用することはできます。

この「撮影ホワイトボックス」の効用は大きく二つあります。ひとつは、半透明ボードを介してライトを当てることで光を拡散して被写体に当てることができること。そしてもうひとつは、ホワイトボードのレフ板効果を用いることができることです。

「撮影ホワイトボックス」を使用して撮影した作例と、使用してない作例でその写り方の違いをご覧ください。ここでは左側から一灯の照明だけを当てて撮影しました。

撮影ホワイトボックス

とうもろこしを直接ライトを当てて撮影した作例。強い光が当たり、一部分が明るく写っている。また影も濃く出ている。


撮影ホワイトボックス

ホワイトボックスを使っての作例。光が全体に柔らかくいきわたっている。影の部分も薄くなって写っている。比較用にボックスの壁面も写り込ませている。


直接ライトを当てると被写体にあたる照明は強くなりますが、反対側の影は濃くなります。ボックスを介して当たる照明は拡散された分、弱くはなりますが柔らかい明るさで被写体を照らしています。また反対側にオフホワイト色のボードがあることでレフ板効果を生み、影を薄くしています。

撮影ホワイトボックス

ミニカーをホワイトボックスを使って撮影した例。光は全体に落ち着き、影もあまり濃くは出てない。真上からの照明を加えればさらに立体的な仕上がりにすることも可能。


この「撮影ホワイトボックス」と、『100均グッズで作る「撮影用バックスクリーン」 』で紹介したバックスクリーンと組み合わせて撮影するという方法もお勧めです。

バックスクリーンの大きさに合わせたホワイトボックスを作り、照明をうまく組み合わせて撮影します。この二つがあればちょっとした卓上撮影スタジオを作ることができます。

簡単に作ることができますので、いろいろと応用して使いやすいサイズに作り上げて使ってみてください。


 

 

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