お土産探しは、群馬各地の名品がそろう駅ナカショップ 「群馬いろは」で!
群馬の玄関口・高崎駅の構内には、各地の味や工芸品などを集めた物産ゾーン 「群馬いろは」 があります。名前の通り “味や技術、郷土文化など、群馬のいろはを知ってもらいたい” というコンセプトで、県内各地の名品を取り揃えています。観光客には季節ごとにおすすめの一品を展示するなど、一年を通じて様々な顔を見せる群馬の魅力を発信しているほか、“群馬の味を贈ったらとても喜ばれた” という地元住民からも高い支持を得ているお店です。今回は、ココで購入できるお土産におすすめの商品をご紹介します!群馬伝統の味 「粉食文化」 は外せない!
群馬県は昔から小麦の栽培が盛んだったこともあり、 “粉食文化” が根付いてきました。旅の途中で、良質な小麦粉を使った郷土料理を各地で味わうこともできます。まずは、そんな粉食文化をテーマに、群馬へ遊びにきたときに気軽に食べられ、お土産にしても喜ばれるような一品を紹介しましょう。1.群馬のソウルフード・焼きまんじゅう
群馬独特の食文化を象徴するひとつが 「焼きまんじゅう」。ふんわりと蒸した素まんじゅうを串に刺し、炭火で焼きながら甘じょっぱい味噌だれを塗って、香ばしくなるまで丁寧に焼きあげたものです。 群馬では、誰もが子供のころから食べてきた 「焼きまんじゅう」。専門店も県内各地にありますが、特にお祭りや縁日などの屋台の定番として、子供の頃にワクワクしながら食べたものです。他県では見かけることのない、群馬を代表する独特のおやつでもあります。近年は、お土産用の真空パックも人気ですが、初めて食べる人は作る時に多少戸惑うこともあるようなので、そんな人には 「日赤前たなかや」 の、すぐに食べられるお持ち帰りパックをおすすめします。ガイドの友人たちは、待ちきれなくて帰りの列車の中で完食してしまったと言っていました。
2.ただの煮込みうどんじゃない!群馬のおふくろの味 「おっきりこみ」
続いて、群馬の郷土食を代表する麺料理が 「おっきりこみ」 です。焼きまんじゅう同様、うどんに小麦粉が欠かせないことから、群馬の粉食文化を象徴する食べ物でもあります。 ささっとできて、具も多い栄養満点の 「おっきりこみ」 は、古くから家庭の味として定着してきました。名前も “おっきりこみ” や “おきりこみ”、“にぼうとう” とも呼ばれ、味も味噌ベースや醤油ベース、太麺や平麺など、土地によって少しずつ違いがあります。農家のお母さんたちが、昼間の農作業や養蚕業の仕事を終えたあと、すぐに出来る料理として昔から作ってきたのが 「おっきりこみ」 でした。家で採れた野菜などに、手打ちのうどんを粉のついたまま鍋に入れて一緒に煮込むだけで出来る手軽さが特徴です。このため、野菜の出汁も出て、とろっとした煮汁が、うどんととても良く合います。最近では栄養価も高いことなどが注目され、群馬県も 「おきりこみプロジェクト」 を立ち上げて、幅広く群馬の郷土食をPRしています。 旅行者には、うどんとスープが付いたお土産パックも人気です。お好みの野菜や、群馬で買ったきのこ類、群馬産の豚肉などを入れて、自分好みの 「おっきりこみ」 を作ってみるのもいいですね。
このほか、太麺と真っ黒なオリジナルソースで焼きあげる 「太田焼きそば」 もお土産パックがあり、家で手軽に群馬の味を楽しむことができます。
3.意外な隠し味って何 !? 摩訶不思議な 「伊勢崎もんじゃ」
うどんだけではありません! 独特な隠し味が話題になり、テレビでも紹介されたのが 「伊勢崎もんじゃ」 です。明治の終わり頃から東京の下町で、子供たちのおやつとして親しまれてきたという 「もんじゃ焼き」ですが、具が多くて土手を作るように焼く 「月島風」 に対し、小麦粉やキャベツ、切りイカ、揚げ玉などの具と、独特の味付けをした汁を一緒に焼くのが 「伊勢崎もんじゃ」 です。
その独特の味付けが最大の特徴で、子供がうどん粉を水で溶き、醤油を加えて焼いた物がルーツとされているそうですが、かき氷に使われるイチゴシロップやカレー粉なども入れたことから、隠し味としてイチゴシロップの “あま” 、カレー粉の “から” の両方を入れた “あまから味” となって定着しました。鉄板で焼くことで、イチゴシロップの本来の甘さを残しつつも、カレーの味とうまく混ざったマイルドなほろ苦さがあり、食べ出すと後を引く、まさにクセになる味です。
昔は駄菓子屋さんの片隅で、子供たちの空腹を満たしてきたおやつの定番が、今ではB級グルメとして街おこしの味、新たな郷土グルメとして人気となっています。 伊勢崎商工会議所青年部が制作した 「伊勢崎もんじゃマップ」 には、 もんじゃが食べられる専門店などが詳しく紹介されています。
4.群馬の手土産の定番 「旅がらす」
昭和33年に誕生した 「旅がらす」 は、小麦粉に鉱泉を加えて焼いた鉱泉せんべいに、プレーンと呼ばれるミルククリームを挟んだお菓子です。昔から、お客さんが手土産に持ってきてくれることも多く、どこの家でもお茶菓子に出てくる確率が高い定番のお菓子なのです。最近では定番のプレーンも含めた6種類 (プレーン、チョコ、レモン、ブルーベリー、抹茶、黒胡麻) の味を楽しめる 「旅がらすプレミアムゴールド(30枚入り)」 も好評です。
5.バリエーション豊富な群馬のこんにゃく製品
粉 (小麦) 以上に全国シェアをほこっている群馬名物と言えば 「こんにゃく」 です。全国の家庭で食べられているもののほとんどが、群馬で生産された “こんにゃくいも” から出来ています。土壌が “こんにゃくいも” の生産に適していたことや、良質な水で作られることなどから、群馬のおいしいこんにゃくが全国シェア90%以上をほこる産業へと発展していきました。
そんな “こんにゃく王国・群馬” で手に入る、低カロリーでヘルシーなおすすめのこんにゃく製品も、最近はバリエーションが豊富になっています。「さしみこんにゃく」は、程よい弾力だけでなく、まるで湯葉や絹ごし豆腐を食べたときのような、やわらかくてまろやかな “のどごし” が特徴です。他にも、味噌ダレ付きの「串こんにゃく」や、「こんやく焼きそば」など、斬新なアイデアがいかされた商品も発売されるようになっています。 こんやくと併せて人気なのが 「田楽みそ」 です。この田楽みそは、群馬の 「味噌おでん」 には欠かせないアイテムでもあります。全国的には 「こんにゃくの味噌田楽」 と呼ばれているものが、群馬に来ると 「味噌おでん」 となります。味噌おでんときくと、おでんの具を味噌で煮たものなどを想像するかもしれませんが、群馬では串に刺したこんにゃくを湯がき、田楽みそをかけたものを指します。シンプルな一品ですが、家庭でも、お祭りの屋台でも、飲食店でも、どこでも気軽に食べられる群馬のファーストフードです。
最近では、こんにゃくに使用するだけでなく、焼きおにぎりに塗って焼いたり、炒め物の隠し味に使ったり、和風ピザのソースにしたりと、田楽みそのアレンジも色々とあるようです。
6.和と洋のマッチング「モッツァレラチーズのみそ漬」
もともと “みそ漬” で有名だった老舗の漬物屋・たむらやから発売され、人気となっているのが「モッツァレラチーズのみそ漬」です。これは特に海外の友人に大好評だったお土産で、友人は時々自宅でお手製のみそ漬チーズを作るようになったと言っていました。 フレッシュなモッツアレラチーズを、たむらや特製のみそに漬けたシンプルな一品ですが、“こんなにも相性のいい組み合わせなんだ!” と思うほどおいしく、チーズの味が深くなることに感激しました。どちらかというと淡白な味のモッツアレラチーズが、みそに漬けるだけでコクが出て、甘味が増したような感じがしました。そのままスライスして食べてもおいしいですが、サラダに入れたり、ピザやパスタに加えても、より深い味を引き出すアクセントになりますよ。また、胡椒のスパイシーな味がチーズとマッチした「チーズ味噌漬け黒胡椒」も登場しました。
お酒が止まらなくなる最高のおつまみと好評です。
7.持ち帰れる群馬のブランド米「雪ほたか」
あまり知られていませんが、群馬にもおいしいブランド米があります。ただ、通常のお米は5キロ、10キロなどの単位で売られているため “試しにチョッとだけ買って帰りたいな……” と思っても、その大きさに迷う人もいるかもしれません。そんなとき、まさにおすすめしたいのが、群馬県北部にある川場村(かわばむら)で生産されたブランド米 「雪ほたか」 です。
小さなパッケージは、持ち帰るのにも便利な300グラムで、まさに嬉しいお土産サイズです。「雪ほたか」は、日本百名山の武尊山(ほたかさん)から流れる、ミネラルをたっぷり含んだ水と、村のおいしい空気、そして地元の農家の方の努力で大切に育てられているお米です。何でも昔は一般には流通しないお米だったそうで、村人やその親戚などの間で食べられていたそうですが、全国コンクールなどで金賞を連続受賞するなど、徐々にその品質の良さが注目されているお米です。
また、観光客に大人気の道の駅「田園プラザかわば」では、このお米を使った “おにぎり” も売られていて、とても人気です。
8.世界遺産で脚光をあびたシルクコスメ【スタッフもおすすめ】
2014年6月に世界遺産として登録された富岡製糸場。歴史ある建物以外にも群馬の養蚕業から生まれた様々な商品が注目されています。今回「群馬いろは」のスタッフがおすすめしてくれたのが、お肌を磨くための「繭パフ」と「絹入りせっけん」です。
「繭パフ」の使い方はとても簡単。洗顔したあと、濡らしたパフでやさしく肌をパッティングしたり、マッサージするだけで、余分な角質や皮脂をキレイに取り除いてくれます。富岡産の繭を100%使用して作られたパフの中には、アミノ酸だけでなく、桑の根の皮を乾燥させた成分・桑白皮(そうはくひ)が含まれています。桑白皮に含まれるフラボノイドは、シミの原因ともなるメラニンの生成を抑制する働きがあるほか、紫外線を防ぐ効果もあるそうで、アンチエイジング効果や肌のコラーゲンの生成を促すともいわれているそうです。
また「絹入りせっけん」は、保湿性が高く、洗顔後も肌のツッパリ感がないため、とてもしっとりと洗い上がるせっけんです。実際にガイドも、群馬土産として九州の友人へ「繭パフ」を贈ったところ、その後自分でお取り寄せするほど気に入ってくれました。
9.冷たいクリームパン 「まゆっこ」【スタッフもおすすめ】
年齢や性別関係なく、一度食べたらクセになるパンが群馬にはあります。しかも、そのパンは凍っているんです!
このユニークな冷やしクリームパン「まゆっこ」には、養蚕業が盛んだった群馬県らしく、繭のシルクパウダーが入っています。冷凍コーナーでカチカチに冷やされた「まゆっこ」は、電車で東京へ帰る頃には程よく解凍されていて、まさに食べごろ。
しっとりしてモチモチとした食感のパンの中には、なめらかな舌触りのクリームがたっぷり入っていて、パンというよりもスイーツ感覚でいただける一品です。群馬いろはの男性スタッフもおすすめの一品でした。なおクリームは、カスタード、チョコ、ミルク、抹茶の4種類から選べますよ。
10.パスタの街・高崎で誕生した 「べGパスタ」【スタッフもおすすめ】
パスタの街で知られる高崎市では、毎年11月に市内のイタリアレストラン等がパスタの味を競い合うイベント 「キングオブパスタ」 も開催されています。そんなパスタの街で誕生したのが 「べGパスタ」 です。
群馬産の小麦である “さとのそら” が使われ、群馬産のほうれんそうが練り込まれているオリジナルの生パスタで、原材料から地産地消にこだわった一品です。袋の裏側には、製品情報や生パスタのおいしいゆで方などが書いてあり、初めて手にする人も、家で簡単に本格的なパスタ料理を楽しめるよう工夫されています。
11.蕎麦鑑定士が創った 「生蕎麦パスタ」 【スタッフもおすすめ】
「生蕎麦パスタ」は、みなかみ産の蕎麦粉と水を使って作られた新商品。強い蕎麦の香りと、もちもちした食感は、まさに新感覚の和風パスタです。茹で時間もわずか4分とお手軽で、ペペロンチ―ノ、しょうゆガーリック、トマトオリーブの三種のパスタソースを加えれば、家庭で気軽にパスタ料理を楽しめます。12.豚肉王国・群馬の 「モツ煮」【スタッフもおすすめ】
群馬は全国でも有数の養豚県として知られています。群馬に来たなら、おいしい豚肉を食べないと旅も始まりません! 定番のとんかつや豚しゃぶ、ソーセージなどのほかに、最近じわじわと人気が出ているのが 「モツ煮」 です。お酒のおつまみとしてのイメージが強いかもしれませんが、群馬ではモツ煮が食堂の定食メニューとして存在します。新鮮なモツだけでも美味しいのですが、群馬産のネギやこんにゃくとも相性抜群で、温かいご飯がすすむ一品です。温めるだけで美味しい 「モツ煮」 を楽しめるお土産パックは、他県からの旅行者にも大好評です。
店内には名物のいろはを紹介する冊子も
店内では群馬名物をより掘り下げて紹介する冊子が置かれています。取り扱う商品の紹介に特化したものとは違い、こんにゃく、やきまんじゅうなど、毎回ひとつの群馬名物を取りあげているのが特徴です。誕生の歴史に始まり、より美味しく食べる工夫や、生産者の声、関連したイベント情報などが、コンパクトにまとめられています。店内で気軽に手に取れる一冊は、スタイリッシュな表紙でカバンにも入れやすいB5サイズ。お土産に購入した名物とセットで渡しては?
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■群馬いろは
住所 : 〒370-0849 群馬県高崎市八島町222 (JR高崎駅東口・イーサイト高崎2階)
営業時間 : 9時~21時(平日・土) 9時~20時 (日・祝)
問い合せ先 : 027-321-0067