ガトー・バスク
看板商品の一つ「ガトー・バスク」は、特にシェフの想いが強いバスク地方の伝統菓子。
ガトー・バスクは17世紀頃から作られているというバスク地方発祥の焼き菓子。サブレ生地に、バスク地方の特産品ダークチェリーの一種スリーズ・ノワールを入れて焼き上げたものです。
戸谷シェフは、サブレ生地にスペイン産マルコナ種のアーモンドやフランス産のバターを贅沢に使用。サクサクとしていながらも、ジャリジャリッとした小気味よい食感は、フランス産のブラウンシュガー「カソナード」を使用しているから。
中には風味のよい自家製のさくらんぼのジャムと、さらにオリジナルで秘密の隠し味を加えるなど、技法を駆使されています。
焼きたてはサクサク&しっとりとして、特にサクランボジャムの風味が香り高く感じられます。
また開業前に、修業先のバスク地方のMiremontへ行き、「こうした方がよりバスクの味に近くなる」と試食・助言してもらい、お墨付きをいただいたそうです。
熱い思いの詰まったガトー・バスクは1日約10回焼き上げるので、焼きたてアツアツを食べるチャンスも多くあるはず!
バレンタイン時期には、ショコラのガトー・バスクも出る予定だとか。こちらも楽しみです。
ベレ・バスク
バスク地方の伝統的なお菓子。
ベレ(béret)とはベレー帽のことを意味して、バスク地方がベレー帽の発祥の地ということから、このお菓子がバスク地方の銘菓として知られています。
伝統的なベレ・バスクは、チョコレートを水でのばして、メレンゲと合わせるお菓子。
これを戸谷シェフがアレンジ。ショコラのジェノワーズに、トンカ豆のガナッシュ、アーモンドとショコラのムースで構成。
トンカ豆の香りとチョコレートパフがアクセントの濃厚ながらも軽さも感じるショコラベースのケーキです。
ほかにも「ベレ」シリーズの生菓子が並び、色々と食べたくなります。
次のページでもバスク地方ならではのお菓子をご紹介します。