恋人は必要ない?
欲しくないと答えた女性は39.1パーセント、男性は36.2パーセント。また、男女とも収入が低い人ほど、恋人を求めていない傾向があるという。
欲しくない理由は複数回答だが、男女全体でもっとも多かったのが「恋愛が面倒だから」46.2パーセント、「自分の趣味に力を入れたい」45.1パーセント、「仕事や勉強に力を入れたい」32.9パーセントだという。
恋愛は面倒なもの
それでも恋愛はいいものだし、結婚もいいもの。こういうことを言っていると孤独になるよ、という論調がテレビでは多かった。しかし、「恋愛が面倒」とは言い得て妙。その通りなのだから。誰もがそう思っているだろう。
ただ、「面倒だからしない」人と、「面倒だけどしちゃう」人の間に、どういった違いがあるのかが問題。面倒だからと避けて通れてしまえるなら、避けて通りたいと思っている人もいるだろう。恋愛なんて、「気づいたら落ちている」ものなのだから。
「面倒だからしない」人は、自分の中の恋愛感情発露の元を閉じているのかもしれない。気になる人がいても、見て見ぬ振りをして、あえて接触を避ければ、去る者日々に疎しで、自然と記憶から排除されていく。
「面倒だけどしちゃう」人は、自分の中の恋愛感情を封印できない。「恋愛は面倒だけど、楽しいこともたくさんある」という経験則ができているのかもしれない。相手を完全に理解することはできないかもしれないが、一瞬でもわかりあえたと思えることはある。恋愛なんて、その一瞬を蜜のように味わうものなのではないだろうか。