ナイトランにうってつけのスクランブラー
やや不安定な天候が続いていますが、それでも晴れた日は「もう夏だな」と思うほどの酷暑。たまの休日に愛車でツーリングに行くとスカッと爽快感を味わえ筒も、あまりに暑いとちょっと体が疲れたり……。そんな今だからこそ、夜のツーリング―—ナイトランが楽しいのです。
今回、ストリートシーンに映えるドゥカティの新モデル スクランブラーで夜の東京へと駆け出してみました。日中のものとは違った表情を見せる景色を愛でながら、現代のロードバイクとして高い性能を有したスクランブラーで走るナイトランは格別です。
夜の風を味わえる最高のロードへ
夜の東京で一番楽しいロードは? やっぱり首都高ではないでしょうか。日中はすし詰め渋滞になりがちな首都高も、夜になれば交通量が減り、快適なライディングが楽しめます。要所要所に強いカーブがあるものの、基本的に流れるように走れる道でアップダウンもあるので、930円と料金がやや割高ながら、走ることをたっぷり楽しめるハイウェイです。ちなみに首都高は「高速道路」ではなく「有料道路」扱いなので、走るところによって規制速度が異なります。また、古いつくりなのでところどころに大きなワダチが……。ここはご注意ください。
そして東京ナイトランと言えば、東京ゲートブリッジを外すわけにはいきません。日夜問わず多くのトラックが行き交う道ゆえ、最近はブリッジまでの道がややガタついてきていますが、潮風を浴びながら海の上を走るのはこのうえないほど爽快! クルマでは味わえない最高の風がここにあります。
夜の空港で異国情緒を味わう
ナイトランで行く“ちょっと面白スポット”として、羽田空港・国際ターミナルをピックアップ。海外旅行に行く際ではターミナルとしてしか利用していませんが、今は主に外国人観光客向けのお土産屋やフードコートが充実していて、遊びスポットとして十分楽しめる場所になっているのです。
そしてお得なのが、バイク用駐車場。「空港の駐車場って高い」というイメージがあるかと思いますが、バイク用駐車場料金は
というリーズナブルな設定に。3時間程度いたとしても300円程度なので、駐車料金が嵩むのを心配することもありません。のんびりと余裕を持って過ごすことができます。30分毎 : 50円(入庫から30分以内での出庫は無料)
7時間を越えて24時間まで最大700円
展望デッキに出ると、夜ならではの独特の雰囲気が漂っています。真っ暗な空の向こうからライトを点滅させながら着陸してくる異国の飛行機、暗闇に浮かぶ遠くのネオンサイン、そして唸るような飛行機のエンジン音……。同じ場所でも、昼と夜でこれほど違うものかと感心させられる景色がここにあります。
続いては、ナイトランの定番スポットであるカフェめぐりといきましょう。夜だからこそ行きたい都内のライダーズカフェをご紹介します!
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