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家電量販店?書店?「蔦屋家電」の正しい楽しみ方

オープンから1カ月半。まだまだ話題の「蔦屋家電」ですが、ブームに乗り遅れてしまい「まだ行けてないけどどうしよう? いや、もう今から行ったと人に言うのもかっこわるいのでは?」と思っている人。まだ間に合います。ここでは、今更聞けない蔦屋家電とその使い方を伝授しましょう。

滝田 勝紀

執筆者:滝田 勝紀

家電ガイド

蔦屋家電ってそもそもなに?

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蔦屋家電はホームページの文言を要約すると、「ライフスタイルを買う家電店」。BOOK&Caféの空間で、様々なライフスタイルを提案し、家電だけでなく、日々の生活をもっと刺激的にしてくれるインテリアや本、雑貨などを販売する、アート&テクノロジーに満ちた場所……とのこと。

おそらく98%の人が、この説明ではよく分かりませんよね。では、ちゃんと説明すると、二子玉川のちょいセレブな住人(もしくはそこに憧れを抱く人たちなども含む)に向けて、そのライフスタイルにマッチしそうな、もしくはその人たちが好きそうな家電や本、そのほかのプロダクトやアイテム、サービスを、2フロアに渡り、見やすく配置すると同時に、なかにいる専門のコンシェルジュたちが、間違いのない生活提案をしてくれる総合的ショッピング施設です。

蔦屋家電という名称から家電量販店と思いがちですが、あくまで家電量販店は一部分。それ以外にもスターバックスコーヒー、ファミリーマート、電動アシスト自転車専門店のモトベロ、高級オーディオブランド「バング&オルフセン 二子玉川」、子供向け輸入玩具の「ボーネルンド」など、さまざまな業態のショップも施設内に存在します。
〒158-0094undefined東京都世田谷区玉川1丁目14番1号二子玉川ライズundefinedS.C. テラスマーケット?TEL 03-5491-8550undefined最寄りの二子玉川駅から徒歩5分。ゲリラ豪雨でもほぼ濡れずに来られます。

〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目14番1号二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット?TEL 03-5491-8550 最寄りの二子玉川駅から徒歩5分。ゲリラ豪雨でもほぼ濡れずに来られます。


家電量販店なの? 書店なの?

とはいえ、「蔦屋家電ってなんなの? 蔦屋ってあのTSUTAYAだからレンタルビデオ屋さんが、家電量販店を始めたの?」って誤解している人も多いはず。そもそもTSUTAYA=蔦屋はCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)という、ざっくり言いますと、ビッグデータ(TSUTAYAポイントなどでユーザーがお得に買い物ができる代わりに、人々の行動データを集めています)を扱い、人々に価値のあるライフスタイルを提案していく企業です。

つまり、レンタルビデオは当時、それが人々に価値あるライフスタイルを提案できるから扱っていたコンテンツであり、書店も然り。そんなCCCが二子玉川の住人を対称にアンケートを取り、“二子玉川にあったらいいと思う大型商業施設はなんですか?”の問いに、2位として上がったのが家電量販店だったとのこと(ちなみに1位は映画館)。そこで、CCCは蔦屋ブランドで家電をライフスタイル提案するコンテンツとして扱うために、蔦屋家電という名称にしました。

とはいえ、ここは二子玉川ですから、通常の量販店とは違います。店内はいかにもおしゃれでゆったりとくつろげる余裕あるスペース展開。一般的に量販店に行くと、ポップで家電が見えないぐらいのひどい状況になってますが、そういったこともございません。すっきりとした家電展示がなされ、どの家電も素敵に見えます。さらに、家電と一緒に本も買えてしまうのもポイント。だって、例えば、調理家電を買う目的って、美味しい料理が作りたいからであって、だったらレシピ本も一緒に買えた方が、より便利でしょ! ということです。
例えば2Fの生活家電と書棚を繋ぐ壁には、キーワードが書かれており、食というところには、レシピ本、ダイエット関連の本などが並ぶと同時に、奥の家電売り場には、自宅でパンが作れるホームベーカリーやスロージューサーなど、流行のコールドプレスジュースが作れるアイテムなどが並び、有機的に繋がっています

例えば2Fの生活家電と書棚を繋ぐ壁には、キーワードが書かれており、食というところには、レシピ本、ダイエット関連の本などが並ぶと同時に、奥の家電売り場には、自宅でパンが作れるホームベーカリーやスロージューサーなど、流行のコールドプレスジュースが作れるアイテムなどが並び、有機的に繋がっています


コンシェルジュってなに?

フランス語でコンシェルジュは本来「集合住宅(アパルトマン)の管理人」。ただ、昨今その解釈範囲は広がり、「総合世話係」「よろず承り係」などを意味します

が……蔦屋家電のコンシェルジュはそれぞれ専門分野を持って生活提案をしてくれる店員たちをさします。ホームページを確認してみると

「写真、ネットワーキング、音楽、映像、食、美容などの家電コンシェルジュたち、旅行やアート、建築、人文などのBOOKコンシェルジュたち・・・・・・・。専門的な知識を背景に生活提案をしていくプロ集団です。彼らはお客様のご相談にお応えしたり、ご提案や商品選定、イベント開催など、売り場を動かしていく存在です。」

と書かれています。これは非常に明確な説明です。さて、彼らのプロフィール紹介を見ると、元々大手メーカーでケータイ電話の商品開発に携わっていた人がネットワーク/Apple製品専門のコンシェルジュだったり、一般の家電量販店で本社勤務などに従事されていた方が写真のコンシェルジュだったり、元デザイン事務所「キャップ」でエディトリアルデザインをしていた方がデザインのコンシェルジュだったり……と、過去にプロとして扱っていたものを、それぞれの専門ジャンルにリンクさせているようです。

個人的に気になるのが、20代でバックパッカー、その後客船飛鳥(飛鳥II)のツアーマネージャーだった人が旅行のコンシェルジュを務めていること。とんでもない楽しい旅を提案してくれそうです。
家電コンシェルジュがネットワーキング/Apple、美容、写真、食、ブックコンシェルジュが旅行、デザイン、建築・インテリアと分かれています。彼らのプロフィールを読むとエキスパート感満載です。

家電コンシェルジュがネットワーキング/Apple、美容、写真、食、ブックコンシェルジュが旅行、デザイン、建築・インテリアと分かれています。彼らのプロフィールを読むとエキスパート感満載です。


続いては、いよいよ店舗へ行く時の心得を伝授します。

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