オーストリア/オーストリアのお土産・ショッピング

ウィーンのショッピング事情2019年、エリア解説

ウィーンのショッピング事情はどのようになっているのでしょうか? 観光客に人気の賑やかなショッピングストリート、悪天候下でも便利なデパート、そして帰国直前のお土産探しに役立つ駅ビル内のショッピングモールの順に解説していきます。

ライジンガー 真樹

執筆者:ライジンガー 真樹

オーストリアガイド

ウィーンのショッピングエリア

Goldenes Quatier

ホフブルク王宮前に広がる高級ブランドエリア

海外旅行では観光とともに、ショッピングも外せない楽しみのひとつ。観光の合間や帰国直前に効率よくお買い物が楽しめるよう、ウィーンでお勧めのショッピングエリアを解説していきます!

INDEX
ウィーン1区のショッピングストリート
ウィーン1区のデパート
鉄道駅のショッピングモール
 

ウィーン1区のショッピングストリート

Graben

ペスト記念碑の左右にはオープンカフェもならぶグラーベン地区

地元客も観光客も入り乱れるウィーン1区のショッピングストリートは、お土産だけでなく、自分のものを買いたい人にもお勧めのエリアです。

■ケルントナー通り
シュテファン大聖堂からウィーン国立歌劇場(オペラ座)までを結ぶ、最も繁華なショッピングストリート。多くのお土産ショップに加えて、オーストリア発のクリスタル専門店スワロフスキー、シャンデリア専門店、プチポワンやオーストリア工房(※)などの意匠を凝らした伝統工芸品などからH&MやZARAといった若者に人気のアパレルブランド、靴屋、化粧品店、宝飾店を含む、あらゆるカテゴリーのショップが軒を連ねています。ゲルストナーやハイナー、スルーカなどのハプスブルク皇室御用達カフェも何軒かあるため、途中で休憩を入れながらショッピングを楽しみたい人にもってこいです。

※Österreichische Werkstätten(オーストリア工房):ウィーン分離派の流れをくむ芸術家や建築家、デザイナーたちが陶磁器、家具、ファッション、銀器などといった生活用品全般のデザインと商品開発をしている工房。

■グラーベン地区
シュテファン大聖堂から、ケルントナー通りとは垂直方向に伸びたショッピングストリート。エルメス、オメガ、モンブラン、バリー、ロンシャン、マックスマーラなどのブランドショップや老舗宝飾店、陶磁器専門店などが揃っています。通りの中央にある、黄金色のペスト記念碑は待ち合わせ場所としても最適。

■トゥフラウベン地区
2012年に完成した比較的新しい高級ブランドエリアで、「黄金地区」を意味するゴールデネス・クヴァティエーとも呼ばれています。入居ブランドもルイ・ヴィトンを筆頭に、プラダ、サン・ローラン、ボッテガ・ヴェネタ、ヴァレンティノ、エトロ、ミュウミュウ、エンポリオ・アルマーニ、ポメラートなど多数。

■コールマルクト地区
高級スーパーマーケットのユリウス・マインルからホフブルク王宮へと続く、元祖ブランド街。カルティエ、ショパール、ティファニーなどの一流宝飾店、シャネル、ディオール、グッチ、フェラガモといった錚々たる高級ファッションブランドやセレクトショップが立ち並んでいます。この通り沿いにあるハプスブルク皇室御用達菓子店デメルのお土産コーナーも観光客に大人気。

■その他のストリート
旧市街地にあるその他の細いサイドストリートにも、ウィーン在住マダム御用達のお洒落なセレクトショップや由緒あるアンティークショップ、皇室御用達のチョコレートショップなどがひっそりと佇んいます。自分だけの一点ものや珍しいお土産が欲しい人にはうってつけですので、お散歩がてらサイドストリートもくまなく探索してみてください。
 

ウィーン1区のデパート

ケルントナー通り

大きなデパートも建つケルントナー通り

雨天時や、観光の合間に効率よくヨーロッパのファッションブランドを見て回りたい人には、デパートが頼もしい味方。ただし日本とは異なり、こちらのデパートには生鮮食料品売り場はなく、主にアパレルの取り扱いとなっています。

■Steffl(シュテッフル)
ケルントナー通りに建つ老舗デパート。ハイエンドでエッジーなアウトフィットやパーティドレスなどが置かれているので、自分へのご褒美やパートナーへのプレゼントを探している人にお勧め。サイズのお直しやタックスリファンドも随時受け付けています。最上階にあるスカイ・バー(ドレスコード有り)は展望が素晴らしく、ウィーンの絶景を眺めながらのディナーやドリンクのひと時は、ウィーンではちょっとしたステイタス。

<DATA>
■Steffl
所在地:Kärntner Straße 19, 1010 Vienna
営業時間:月~金 10:00~20:00、土 9:30~18:00、日・祝 休業

■Peek & Cloppenburg(ピーク・ウン・クロッペンブルク)
同じくケルントナー通りに居を構えるチェーン系列デパート。マックス・マーラ、バーバリー、フーゴ・ボス、アルマーニなど、ヨーロッパを代表するカジュアルからフォーマルまでのビッグブランドが取り揃えられています。年代を問わず、気軽に洋服を買いたい人向け。

<DATA>
■Peek & Cloppenburg Vienna Kärntner Strasse
所在地:Kärntner Straße 29, 1010 Vienna
営業時間:月~金 10:00~20:00、土 9:30~18:00、日・祝 休業
 

鉄道駅のショッピングモール

The Mall

オーストリアの珍しい食品や日用雑貨、玩具などがお手頃に揃う

交通機関の乗り換え時や帰国直前のショッピング時に役立つのが、鉄道ターミナル駅併設のショッピングモール。食品や雑貨など、こまごまとしたバラまき用のお土産を探すのにもうってつけです。

■The Mall(ザ・モール)
空港直結のCAT(シティ・エアポート・トレイン)が乗り入れる、ウィーン・ミッテ駅内のショッピングモール。ファッション関連だけではなく、大きなスーパーマーケットやドラッグストア、電器店、ワインバー、オーガニックショップなどがテナントとして入っているうえ、フードコートも充実しているので、帰国直前のお買い物と軽食タイムに大変便利。

<DATA>
■The Mall
所在地:鉄道のウィーン・ミッテ駅、地下鉄のランドシュトラッセ駅のビル内
営業時間:月~水 9:00~20:00、木~金 9:00~21:00、土 9:00~18:00(日・祝はスーパーマーケットと飲食店のみオープン)

■BahnhofCity Wien West(バーンホフシティ・ヴィーン・ヴェスト)
90以上ものショップが店を構える、ウィーン西駅構内の巨大なショッピングモール。アパレルやメイクアップ用品に加え、インテリアグッズ、スイムウェア、コーヒー専門店など幅広い品揃えが魅力です。地下にはフードコートが併設されているので、鉄道の待ち時間にも有効利用できます。

<DATA>
■BahnhofCity Wien West
所在地:鉄道・地下鉄のヴェストバーンホフ駅(西駅)ターミナルビル内
営業時間:月~金 9:00~21:00、土 9:00~18:00 (日・祝は飲食店のみオープン)
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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