3.ゆったり食事を愉しむグルメ列車
北陸新幹線ルートと重なるけれど軽井沢~長野を走る、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」は、流行りのグルメ列車でもある。軽井沢発がフレンチ、長野発が和食で、車窓から浅間山や信州の山並みを眺めながらランチをゆっくり味わってみたい。
もう少し軽いデザート程度でいいというならスイーツ列車もある。デビューして間もない「フルーティアふくしま」(磐越西線、郡山~会津若松)はいかがだろうか?ただし、グルメ列車に関しては、食材の準備などもあるので要予約。フルーティアのように駅ではなく旅行会社でしか申し込めない列車もあるので、事前の準備を怠りなくしておきたい
ろくもん 公式サイト
フルーティアふくしま 公式サイト
4.海や川を眺める観光列車
グルメはないけれど、絶景を眺めながら走る観光列車は、今や全国各地で走っている。夏らしく海や川を眺めながら涼を感じる列車がいい。南房総を走る「リゾートあわトレイン」(君津~安房鴨川)は海を眺めながらのんびり走る。お座敷列車「ニューなのはな」使用だが、海側が座席、山側は畳敷きのフリースペース。満席となっても通常の半分の定員だから、ゆったりしている。2015年夏は8月の毎週土曜日運転。それほど殺到はしないと思われる。
JR四国の観光列車では予土線を走る「予土線3兄弟」(しまんトロッコ、鉄道ホビートレイン、海洋堂ホビートレイン)が楽しい。四万十川の清流に沿って走り、トロッコ車両なら川からの風が気持ち良いことだろう。トロッコ列車以外は、指定席不要である。0系新幹線もどきの「鉄道ホビートレイン」の車内は模型ショーケースなど工夫を凝らした仕掛けがあって愉快だ。四国の、それもかなり行きにくい場所であるが、だからこそ夏休みに時間をかけて乗りに行きたいものである(6月15日~7月16日は、車両検査のため「海洋堂ホビートレイン」は運転しないので注意)
予土線3兄弟 公式サイト