業績が悪い銘柄は株価が値下がりしている
日経平均株価が15年ぶりに12連騰を記録する等、日本の株式市場では全般的に底堅い展開が続いています。そのため、「どの銘柄を買っても儲かるんでしょ」等と思ってしまう人もいるかもしれませんが、このような状況下でも、業績が悪い銘柄については株価が値下がりする傾向にあります。逆張りとは
まずはシャープ<6753>の株価チャートを見てみましょう。株価は過去半年間を見ると、横横に推移しながら、下落基調にあることがわかりますね。株を取引する方法には、「順張り」と「逆張り」の2つがあります。株価が高くなると予測する場合に、株価の方向に沿って株を買う取引のことを順張りと言います。反対に、株価が安くなると予測できるけれども一時的に上昇しそうと予測できる場合に、株価の方向に沿って株を買う取引のことを逆張りと言います。
逆張りでは、株価が大きく下落した場合に株を買い、下落の反動から一時的に高くなった時=リバウンドした時に株を売る方法です。
逆張りの買いポイントに丸印を付けました。リバウンドで売却できるのはその後に高くなった時だけです。
順張りについての参考記事:株価上昇時にやりたい「順張り」「押し目買い」投資法
銘柄の選び方
逆張りで取引する場合、株価が大きく下落するための悪材料等が出たかを事前に確認することが必要不可欠です。なぜなら、利益が出ている人は少しでも高く株を売却したいために、売り注文が殺到するからです。一般的に、悪材料が出た場合には、ニュース等で話題になることが多いですから簡単に探せるでしょう。シャープの場合も、大幅減資についての報道がなされたこと等が大幅安につながりました。
逆張りでは、その売り注文の多さで株価が非常に安くなったとします。すると、これは安いだろうと考えて買う人が多くいることで、株価が一時的に上昇するわけです。業績が良好だから株価が上がるわけではなく、一瞬の株価変動で儲けようとする人の多さで株価が上がるだけですから、一時的にしか上がらない=リバウンドで終了することが一般的です。
ですから、株価がリバウンドした時に売却できない、もしくは株価が大きく下落した時に購入することを躊躇するようでは逆張りの取引に向いているとは言い難いです。自分の投資スタイルに合っているかをまずは確認してから、取引するかを決めた方がよいでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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