愛する対象を「甘やかさない」ことは女性にとっては困難なことでもありますよね
筆者の周囲には逆年の差カップル、いわゆる年下彼氏と年上彼女のカップルがたくさんいます。筆者も、夫は12歳年下(交際5年を経て2年前に結婚)。その前に、17歳下、9歳下の彼がいたので、年下彼氏は3人目。
10年以上、SNSや恋愛カウンセリングで、逆年の差カップルのゆく末を見てきました。そこで、陥りがちなダメなパターンや、気をつけるべきことをお伝えしたいと思います。
「母性」を発揮し過ぎるとダメになる
「年下男とは、いつか別れる覚悟をしたほうがいい」「経済的にも精神的にも支えたのに、成長後、若い女に走った」という話、よく聞きますよね。その原因、年上女性にもあるのではないでしょうか。
「母性」を武器に「若い女にはない、年上ならではの魅力を」と願うのは、ある意味、女側のエゴでもあります。ダメ男を育ててしまうのと同じ原理です。
続いている、または、結婚にいたった逆年の差カップルは、年下男子は「男として彼女を支えたい」とがんばっているし、年上彼女も嫌われることを恐れずに嫌なことは嫌だと伝え、甘えるときには甘えます。
「包容力のある年上彼女」と、自分で役割を決めてしまった時点で、ゆく末が先細ってしまう気がします。年上だからといって「弱さ」や「かわいさ」を封印する必要はないはずです。
「年下彼氏」というステータスに酔って嫌われる
年下のイケメンに告白され舞い上がってしまったKさん。つきあい出してから横柄になってしまいました。他の年下男子にも誘われるようになったので、気持ちもフラフラ。彼氏にがっかりされて、別れることに。Kさんの場合、彼への想いより「まだ女としていける」といううれしさのほうが勝っていたのかもしれません。
年下男子が思う年上女の魅力のひとつに「落ち着いている」というのもあるようです。私自身も、9歳下の彼とつきあい出したころ、彼を振り回すような言動をして、「ひじりは、僕を試すようなことをしないと思っていたのに」と、がっかりされたことがあります。
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