7月にオススメの優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい7月優待銘柄をご紹介します。7月オススメ優待銘柄その1 「稲葉製作所(3421)」
【業務内容】稲葉製作所<3421>は物置やオフィス家具など製造している。【単元株数】100株
【最低購入金額】14万6,900円(2015年5月18日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【配当利回り】1.36%(2015年5月18日時点)
【優待内容】オリジナル図書カード
100株以上 1000円分
300株以上 3000円分(または地域特産品のいずれかを選択)
同社の株主優待は、オリジナル図書カードです。図書カードは汎用性が高いため、個人投資家にとても人気が高い優待と言えるでしょう。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 93.33 %
勝ち数: 14 回
負け数: 1 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 14,011 円 平均損益(率): 7.01 %
平均利益(円): 15,112 円 平均利益(率): 7.56 %
平均損失(円): -1,401 円 平均損失(率): -0.70 %
合計損益(円): 210,164 円 合計損益(率): 105.09 %
合計利益(円): 211,565 円 合計利益(率): 105.79 %
合計損失(円): -1,401 円 合計損失(率): -0.70 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 151.010
平均保持日数: 47.87 日
検証結果を見てみると、勝率は93.33%、1トレードあたりの平均損益は7.01%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
7月オススメ優待銘柄その2 「総合商研(7850)」
【業務内容】総合商研<7850>は折り込み広告の企画・制作や商業印刷・年賀状印刷が強みの販促支援企業です。【単元株数】1000株
【最低購入金額】85万8,000円(2015年5月18日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【配当利回り】2.33%(2015年5月18日時点)
【優待内容】北海道の特産品および年賀状印刷の早期受付割引
同社の株主優待は、北海道の特産品および年賀状印刷の期間限定早期受付割引サービスです。食品による優待は投資家からも人気が高く、投資家の注目が集まり買いが入りやすくなる傾向があります。権利確定日直前は個人投資家の注目が集まり買いが入りやすくなる傾向があるといえるでしょう。直前にあわてて同社株を購入し、高値掴みをしないように注意が必要です。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を、5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに、売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 90.00 %
勝ち数: 9 回
負け数: 1 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 24,526 円 平均損益(率): 12.26 %
平均利益(円): 28,390 円 平均利益(率): 14.20 %
平均損失(円): -10,256 円 平均損失(率): -5.13 %
合計損益(円): 245,258 円 合計損益(率): 122.63 %
合計利益(円): 255,514 円 合計利益(率): 127.76 %
合計損失(円): -10,256 円 合計損失(率): -5.13 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 24.914
平均保持日数: 47.87 日
検証結果を見てみると、勝率は90.00%、平均損益は12.26%です。勝率も高く、平均損益もプラスのため、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。
注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入すると、高値づかみで不用意な損失を被ることもあるでしょう。早い時期に、好優待銘柄に先回りして、お得に優待銘柄を獲得しましょう。
なお、7月優待銘柄の数は、他の月と比較するととても少ないです。数が少ない分、優待狙いの投資家の買いも集まりやすく、権利確定日直前は株価が上昇しやすくなります。ぜひ、7月優待銘柄を今のうちに仕込んでみてはいかがでしょうか。
株の売買に際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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