「健やかなるときも、病めるときも」というチャペルでの誓いの言葉には、深い意味があるのですね
【1】何も無い場所で一緒にいて心地いいか
話題のオシャレなカフェや人気の遊園地など、用意された特別な環境ではなく、「何もない場所」にいても心地いいかどうか。これが重要です。作られた公園よりも、なるべく自然のなかで二人で過ごしてみてください。そのときの二人の気持ち、感じることをシェアして楽しければ、きっといい夫婦になれるでしょう。できれば、一緒に山登りをしてみましょう。2~3時間で登れる簡単な山で構いません。旅行と違って「もくもくとひたすら歩き続ける」という行為をシェアすることで、結婚生活をイメージできるかもしれません。苦難を二人で乗り越える練習にもなるはずです。
【2】心身ともに裸を見せてもいい相手か
一緒に暮らすということは、心と身体を裸にする関係になるということです。キラキラはもちろん、ドロドロしたところも見せ合うことになります。隠し通せるものではありませんし、演じ続けるのは精神的にもかなり大変。とはいえ、どこまで裸の自分を見せるかの度合いは二人の好みです。
例えば、オナラ。「夫婦の関係はオナラが平気でできるかどうかで決まる」という説を唱える友人がいます。でも、平気でオナラができる関係にはなりたくない人もいますし、かといって、「オナラを聞かせてしまったから別れる」という関係でも続きませんよね。
「うっかり出ちゃうのは仕方ないけど、なるべく聞こえない場所でして欲しい」「夫のオナラは聞いても平気だけど、私のオナラは聞かせたくない」など、いろいろですよね(笑)。
【3】会話が無言になってもしんどくないか
しゃべり続けないとしんどい関係というのは、気を遣いますよね。気を遣うということは、「自分らしくない状態」でいるということ。全身の筋肉、特に、背中が硬くなってしまい、疲れてしまいます。安心し切ってだらけた状態でいることがいいというわけではありません。その度合いも共感できるといいですね。
不自然な会話が無くても平気でありつつ、夫婦間で、「おはよう」「おやすみ」の挨拶や、感謝や謝罪の言葉は忘れない。というバランスの良さが、いさかいを遠ざけてくれるはずです。
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