家を建てている人は平均42.3歳・30代が中心

家を建てるとき、住宅の性能は気になるものですが、耐震性や耐久性にこだわる人はどのくらいいるのでしょうか。社団法人住宅生産団体連合会が毎年、戸建て住宅について行っている調査をもとに紹介します。2013年度の調査の有効なサンプル数は4343件。主に、東京、大阪、名古屋、地方都市を中心とした主要都市圏で、住宅メーカーの家を建てた人が対象の調査です。この調査結果から、今、どんな人がどういった住宅を建てているのか、見ていきましょう。

基礎データ

今、家を建てている人は42.3歳、世帯人数3.50人で、建築費3244万円の家というのが平均像

家を建てている人のプロフィールはこのようになっています。

・世帯主の年齢 42.3歳
・世帯人数  3.50人
・世帯主年収  843万円
・住宅延床面積 131平米(39.6坪)
・世帯主取得費 4368万円
・建築費    3244万円
・自己資金   843万円
・借入金    3293万円

昨年と比較すると、上に示した世帯主の年齢から借入金まで、大きな差はみられません。

5年前に比べると年収はダウン、借入金はアップ

世帯主の年齢は、2012年度が42.1歳で、2013年度は42.3歳。以前は少しずつ若年化していましたが、2010年の41.1歳を境に、再び年齢は高くなっています。

世帯年収は、2012年度は810万円でしたが、2013年度には843万円と微増。下に示したように、2006年度は878万円、2007年度は890万円でした。世帯主年齢を考慮しても、5年前に比べて、年収は大きく下がっているといえます。

・2006年度 世帯主年齢43.7歳 世帯年収878万円 借入金2990万円
・2007年度 世帯主年齢43.0歳 世帯年収890万円 借入金3212万円

・2012年度 世帯主年齢42.1歳 世帯年収810万円 借入金3246万円
・2013年度 世帯主年齢42.3歳 世帯年収843万円 借入金3293万円

その一方で、借入金は毎年、増えています。特に、3000万円を切っていた2006年度と比較すると300万円以上も増加。借入金の年収倍率を見てみると、2006年度が3.4倍だったのが2013年度には3.9倍に。多くの人が年収の下がっている中で借入金を増やし、やり繰りをしながら家を建てている現状がわかります。 

建築費は高騰し、住宅は小さくなっている

住宅の延床面積については、2013年度は131平米で、2012年度より少し大きくなっています。しかし、2006年度は142平米、2007年度には140平米あったことを考えると、住宅はだんだん小さくなってきていると言えるでしょう。

世帯人数は、さらに3人に近づき、2013年度は3.50人に。このように、世帯人数が減っていることを考えると、延床面積の減少は当然のことなのかもしれません。

・2006年度 延床面積142平米 世帯人数3.63人 建築費3348万円(77.94万円/坪)
・2007年度 延床面積140平米 世帯人数3.63人 建築費3344万円(79.05万円/坪)

・2012年度 延床面積129平米 世帯人数3.53人 建築費3054万円(78.26万円/坪)
・2013年度 延床面積131平米 世帯人数3.50人 建築費3244万円(81.86万円/坪)

住宅は小さくなっているのに、前出のように、借入金は増えています。そこで、坪単価を計算してみました。( )の中の数値が坪単価です。一見すると、建築費は下がっているように見えますが、坪単価で比べると、2013年度はかなり上昇していることがわかります。

ここのところ、建設業では、職人さんの高齢化が進み、後継者問題や人手不足が深刻化しています。さらに、東北大震災の復興や、2020年の五輪の影響により今後も人手不足の状態が続き、人件費が高止まりする可能性が大きいでしょう。もう一弾の消費税増税も控えていますから、いずれ家を建てようと考えている人は、慌てる必要はないものの、準備が整った時点で速やかに決断するのがよさそうです。

次のページでは、建築されている住宅について、もう少し詳しく見ていきましょう。性能の高い家が建てられているようなのです。