耐風圧強度 風速=42m/秒相当を標準化、デザイン性や使い勝手もアップ
ここ数年、台風や雪などによる被害も各地で多く聞かれるようになり、異常気象に対する住まいの備えやプランニング時の配慮は重要になってきています。厳しい環境にさらされるカーポートも、風や雪などへの強度が求められ、各メーカーからは、性能を高めた商品も多く提案されています。LIXILからは、スタンダードクラスのカーポートを刷新し、耐風圧強度 風速=42m/秒相当を標準仕様とした新カーポート「フーゴ」を、2015 年6月1日より発売。 あわせて、従来の耐風圧強度 風速=38m/秒相当を維持し、使いやすさやデザイン性を向上させたカーポート「ネスカ」を同日発売します。
■スタンダードクラスで耐風圧強度風速=42m/秒相当を標準仕様に
エクステリアメーカーのカーポートには、さまざまな種類やデザインがみられますが、風や雪に対する性能にもいくつかのレベルがあり、設置する地域や環境に合わせて適した商品を選ぶことが大切です。
風に対しては、耐風圧強度34~54 m/秒(s)程度の商品が提案されており、メーカーによって異なりますが、一般的なタイプであれば34 m/秒程度、強度を高めたもので38 m/秒程度、さらに性能を高めたタイプは42m/秒以上のものになるでしょう。
新カーポート「フーゴ」は、これまで中高級グレードの商品のみで設定されていた耐風圧強度風速=42m/秒相当を、スタンダードクラスで標準仕様としたもの。柱や梁などの工夫や高強度材を取り入れることなどによって、従来品と比較して約20%の強度がアップしています。
■住宅スタイルにあわせて選べる3 デザイン
さまざまな住宅のデザインにあわせることができるスタイルが用意されているのも特徴のひとつ。ベーシックなラウンドスタイルの「フーゴR」、端正なフラットスタイルの「フーゴF」、アーチスタイルの「フーゴA」の3種類が揃っています。
また、「フーゴF」「フーゴA」では、アルミ形材色、アルミ形材色+マテリアルカラー(木調色)を組み合わせた14タイプの豊富なカラーバリエーションから選ぶことも可能です。
柱まわりをすっきりさせ、端正な印象を与える「スマート雨樋(オプション)」、「柱梁カバー」など、細かな部分に配慮されているのも魅力。その他、目隠し効果のあるスクリーンパッケージ、暗くなるとほんのり点灯し、人が近付くとフル点灯する熱線センサ付きLEDのカーポートライト、タイヤ痕がつきにくく割れにくい、カースペース用床タイル「カーフロア」などのオプションも揃っています。
■車高のある車も駐車しやすいサイズ設定
サイズは、ワンボックスや RV 車など車高のある車も余裕で駐車ができる設定。従来品では1.8mであった柱の高さは約2.2mに。約2.5m、約2.8mのロング柱を選ぶことも可能です。
奥行も、従来品の約5m、5.7mに加え、約5.4mのタイプを新しく設定されているので、車のサイズや敷地に合わせて設置することができるでしょう。
■同時発売のカーポート「ネスカ」
他に、従来の耐風圧強度 風速=38m/秒を維持しつつ、「フーゴ」同様のサイズ設定(高さ約2.2mの標準柱、奥行き約5.4mを新設定)の「ネスカ」も同時発売。ラウンド屋根とフラット屋根の定番の 2つのデザイン、ナチュラルシルバーやシャイングレーなど5色が揃っているので、車台数や住宅デザインに合わせて選ぶことが可能です。すっきりとしたデザインと基本的な性能を持つ、取り入れやすいカーポートでしょう。
■本体参考価格 ※表示価格には消費税、工事費、配送費は含まず
・「フーゴRレギュラー」27-50型
(W 2,701mm ×L 4,980mm、標準柱H22、ポリカーボネート屋根) 260,000円
・同時発売「ネスカRレギュラー」27-50型
(W 2,701mm ×L 4,980mm、標準柱H22、ポリカーボネート屋根) 250,000円
[詳細情報] LIXIL