自然の色から出るパワー、緑に映える妙義湖
妙義神社から車で15分ほどのところにある妙義湖は、山と森林に囲まれた静かな湖です。ボート遊びや釣り、お弁当持参でピクニックなども楽しめるほか、近くには国民宿舎もあります。そして、春から夏にかけて湖周辺はとにかく緑一色!緑は一般的に気持ちを落ち着けたり、リラックスさせる作用がある色と言われているほか、風水でも “平和の象徴” や “安心感”、 “安定” 、“調和” を表す色とされているようです。また、行動力や再生につながる力もあるようですので、森などから出てくる緑のパワーで心をリラックスさせたり、次への活力を養うのもいいですね。
また、すっかり葉も落ちて、あたりが殺風景になる冬の時期は、オシドリが飛来してくる様子なども見られるそうです。
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■妙義湖
住所 : 群馬県安中市松井田町五料15
交通 : 上信越道・松井田妙義インターチェンジから車で約15分
国道18号線・小山沢または横川の信号を左折して道なりに直進
(途中で案内看板あり)
備考 : 管理棟には休憩室もあり、有料でスワンボートも利用できます
山の家でふるさとの味を堪能
妙義神社へお参りの際、お腹がすいたときにおすすめなのが、「カナル・山の家」です。神社まであと少しというところまで来ると、道路沿いに大きな看板が見えてきます。ここを曲がり、少し小高くなった丘を登っていくと山小屋風の建物が見えてきます。手作りの料理とお客さんとの時間を大切にしているオーナーご夫妻が温かく迎えてくれるお店で、この地にレストランを開いて24年目になるそうです。季節ごとに変化する里山の味が楽しめるアットホームなレストランです。初めて訪れる人も、レストランというより “親戚の家に久しぶりに遊びに来た” という感覚でくつろげるお店でした。
天気の良い日は外のテラスで景色を楽しみながら、ゆっくりと食事も楽しめます。春は梅や桜、初夏はアジサイが見ごろを迎えます。このアジサイは、オーナーが7年の歳月をかけて育てたもので、15種類・7000株の見事な花が見られますよ。
春の時期は、旬のたけのこや、わらびなど、奥さん自慢の家庭料理も味わえます。ちなみに、このたけのこは、マスターがその日の朝に掘ったという “採りたて” でした。
お店の前身はステーキハウスだったことから、メニューには和風ステーキやハンバーグなど、ガッツリ食べたい人向けのメニューも充実しています。
ガイドのイチオシは、和牛ビーフを贅沢に使った手作り “ビーフ・コロッケ” です。北海道産のジャガイモや玉ねぎなども入り、外はサクサク、中はホクホクで、ひと口食べると素材の甘さが口の中に “じわぁ~” っと広がるおいしさでした。
また、11月から3月までの冬季限定ですが、お店オリジナルの「本格的キムチ」も大人気で、お取り寄せもできるそうです。戦時中に旧満州の朝鮮国境の街に住んでいたというオーナーの親戚から受け継いだ本格的な大陸の味で、群馬県産の白菜や青森県産にんにくなど、選び抜いた10種の素材に3種の唐辛子がブレンドされたこだわりの味です。
また、田舎育ちで水にうるさいガイドが、まず気になったのがお冷でした。とてもおいしい水なのでオーナ―に尋ねたところ、お店で使っている水は全て地下水なんだそうです。この地下水でいれた珈琲も、食後に外せない一杯でした。おいしい手料理に、オーナーご夫妻とのおしゃべりなど、ここでは “食” と “人” からパワーをもらえました!
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■カナル・山の家
住所 : 群馬県群馬県安中市松井田町行田1030-2
電話 : 027-393-0819
FAX : 027-393-0820
営業時間 : 11:30~14:30頃まで(夜は要予約)
定休日 : 毎週火・水曜日(水曜日は予約により要相談可)
>地下水の話が出ましたが、次のページでは妙義山周辺の湧水などを紹介します。