鯉口シャツ
「こいくちしゃつ」と読みます。袖口が鯉の口のようにつぼまっていることから、この呼び名がついたとされています。
どちらかといえばジャストサイズのものを選び、素肌に直接ピチっと着るのがおしゃれだとされています。鯉口シャツのボトムには通常、股引か半股引を組み合わせます。
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ダボシャツ
映画『男はつらいよ』の寅さんのいでたち、でおなじみですね。八部袖の襟なしシャツで、柄物が多い鯉口シャツとは違い、白か黒などの無地が多いです。鯉口シャツとは違い、ゆったりとしたサイズのものを選びます。腹が出ている男性なら、鯉口シャツよりもこちらのほうが楽で、体型を誤魔化せるかもしれません。
ダボシャツのボトムには通常、同じ布でできたダボズボンを組み合わせます。
ダボシャツ上下(鯉口シャツ上下セット)h001M~EL
腹掛け
大工など職人さんが、保温や汚れ防止などのために着用したもの。夏祭りで着用するとさすがに暑いので、普通は春・秋・冬の祭りで多く用いられます。前面に「どんぶり」とよばれる大きなポケットがついているのが特徴。これが「どんぶり勘定」の語源となったものです。ここに携帯電話や小銭入れ・扇子などの小物を入れておけます(携帯や小物類を入れる人は、ファスナー付きどんぶりになった腹掛けがおすすめです)。
関東の神輿では、下に着た鯉口シャツが首もとから見えないギリギリサイズが「粋」だとされています。初めて買う場合、必ず実店舗で試着してサイズを選びましょう。
また、腹掛けは、股引と色を合わせて購入することをおすすめします。股引が黒なら、通常は腹掛けも黒を選ぶことになります。
股引
長ズボンみたいに、腰からくるぶしまでをおおっているタイプのもの。保温性があるので、春の祭りや秋祭りで重宝します。ズボンとは違い、腰の部分をひもで一回りして前で結んで止めるようになっています。
ダボズボンとは違い、素肌にピチっとくるジャストサイズのものを選びましょう。主催者側・町会等の側から色の指定があればそれに従いますが、一般的に黒が選ばれることが多いです。
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半股引
「はんだこ」または「はんたこ」と読みます。前述の股引の半ズボン版です。よく見かける法被+白い半ズボンに見える典型的祭り衣裳は、この半股引を用いたものです。半纏+鯉口シャツと組み合わせれば、夏祭りの定番スタイルになります。また、胸に晒を巻いて半股引と組み合わせれば、太鼓や寒行などの衣裳にもなります。
色は白を選ぶことが圧倒的に多いです。これも股引同様、ジャストサイズのものを選びます。はき方は股引と同様です。
大規模な神輿の祭りではめったに用いませんが、町内会の祭りレベルだと、「祭りパンツ」と呼ばれる、白い体操服の短パンみたいなものも、しばしば用いられます。半纏を上に着ると、ぱっと見、半股引か祭りパンツか、分かりません。