腕時計型「ドコッチ」は大きめだが丈夫な作り
NTTドコモが発売した子ども向けウェアラブル端末「ドコッチ 01」は、腕時計型のデバイスです。腕時計型といえば、大人にはApple Watchなどのスマートウォッチ、子どもには妖怪ウォッチで人気ですね。しかし、単に流行りだからではなく、子どもがなくさず身に付けていられる形状として腕時計型が選択されているのです。本体は防水・防じん対応になっており、高さ×幅が約44×44mm、厚さは15mm、重さは約46gあります。外遊びにも耐えられる丈夫な作りをしていますが、娘に付けさせたところ、「大きくてジャマ」とのこと。娘は小学校高学年なので、対象年齢である未就学児~小学校低学年の子どもは、さらにわずらわしく感じるかもしれません。もし付けるのを嫌がるようなら、ズボンのベルト穴やカバンにぶらさげるという方法もあります。
厚みが気になる「ドコッチ」。慣れるまでは違和感があるかもしれない。
操作は横にある4つのボタンで行います。子どもはゲーム機や親のスマートフォンでタッチパネルに慣れ親しんでいるので、初めは戸惑っていましたが、すぐに操作方法を覚え、文字盤を好みの柄に変更していました。
横のボタンで操作。右側のボタンでメニューを選択し、左下のボタンで決定する。
状態モニターで子どもの状態を把握
ドコッチの機能を見ていきましょう。ドコッチは、子どもの活動状態や周辺の温度、湿度を、親のスマホから確認できます。熱中症の危険がある環境にいるときは、警告が表示されます。活動状況で子どもの様子がわかる。
熱中症の危険がありそうだと判断されるとアドバイスが表示される。
子どもの活動状況から「いま移動中なのかな」など推測したり、返事が遅いときにドコッチを装着していないからだとわかるのは助かりますね。温度や湿度は体感とは異なることもあり、あくまでも参考値として使うとよいと思います。
次は、子どもの居場所を確認する機能です。