スマートフォン/スマートフォンの周辺機器

子どもの様子がわかる腕時計型デバイス「ドコッチ」(2ページ目)

「ドコッチ 01」は、NTTドコモが発売した子ども向けの腕時計型デバイスです。見守り機能が搭載されているこの端末を、実際に小学生の娘と使ってみました。

鈴木 朋子

執筆者:鈴木 朋子

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GPSで子どもの居場所を確認

子どもが現在どこにいるかをGPSで検索することができます。ただし、この機能はNTTドコモのサービス「イマドコサーチ」(月額使用料200円、検索料5円/回)への契約が必要です。

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「イマドコサーチ」では、子どもの居場所がすぐわかる。


子どもだけで外遊びに行くと、公園から公園に移動したり、途中友達の家に寄ったりと、予定と違う場所にいることも少なくありません。ドコッチを持たせるなら、「イマドコサーチ」への加入は必須といってもよいでしょう。ただし、建物内での迷子を検索する、といった使い方は難しいようです。

SOSボタンで一斉メール

「OK」ボタンを長押しすると、登録している最大6台のスマホやパソコンにSOS通知を送ることができます。「イマドコサーチ」に加入していれば、居場所の特定も可能です。

メール(SMS)を送りあえる

ドコッチからは登録されている連絡先に定型文の送信ができ、受信もできます。SMSの送信料は3円/回です。

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定型文で送信する。定型文はスマホのアプリで編集できる。


ドコッチには通話機能はないため、直接のやりとりはSMSで行います。「習い事が終わったらメールをする」といった約束に利用できます。ただし、子どもからは定型文が送られてくるので、うまく意思の疎通が取れずに歯がゆく感じるときがありそうです。通話を優先するなら、キッズケータイ(NTTドコモ HW-01G)などの選択を考えましょう。

離れたら警告「みまもりアラート」

親のスマホとBluetoothで接続し、ドコッチが一定の距離を離れたときに音で通知を受けることができます。

目を離すとどこかへ行ってしまうような、元気な未就学児に最適な機能です。小学生なら利用する機会が少ないかもしれません。

気になる料金は家族の利用プランによる

ドコッチの本体価格は、新規は8,424円、機種変更は13,608円(税込。ドコモオンラインショップ執筆時点の価格)です。

月々の利用料金は、家族がNTTドコモで利用している料金プランによって異なります。家族が「カケホーダイプラン」を利用しているなら、「デバイスプラス500」+「ドコッチサービス」で月額780円で利用できます。

家族が「カケホーダイプラン」に加入していない場合は、「定額データプラン」を利用します。月額1,785円の「128K バリュー」、もしくは月額2,661円~の「スタンダード2 バリュー」を利用します。

上記の料金に、親のドコモ回線で契約する「イマドコサーチ(月額200円)」がプラスされます。さらに、「イマドコサーチ」は1回検索するごとに5円、SMSの送信は1回3円かかります。

また、2年以内の契約変更は9,500円の解約金がかかるので、2年先の成長具合を予想して契約するといいですね。

楽しい放課後を作るデバイス

小学校に入った途端、子どもたちは遊びの約束をしてくるようになりますが、意外に校区は広いもの。土地勘のない場所へ行ったり、時間の計算もできないのに友達と待ち合わせてみたり、親の心配は尽きません。でも、ずっと付いてまわるのも自主性を妨げそうで、かといってケータイはまだ心配で……という年齢にはぴったりの端末だと思います。子どもを安心して送りだせる、強い味方になりそうです。


※特に記載していない場合、価格は税抜表記。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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