SIMフリーでMVNOなら大手キャリアより大幅に安くなる通信料金
MVNOを利用すれば、使用する機種やサービスにもよりますが、3万円程度の機種と、月額料金3,000円程度のプランでの運用も現実的です。この場合、2年間の合計支払代金は10万円程度に押さえられ、大手キャリアの半額程度にすることも出来ます。
ASUS ZenFone 2
このSIMフリー市場に向けたスマートフォンは、すでに様々な製品が投入されています。その中でも2014年秋に発売されたASUSの初代ZenFoneは、そこそこの性能ながら2万円中頃というお手頃な価格もあって人気機種となりました。
今回発表されたZenFone 2はその後継機種で、若干価格が高く3万円中頃から5万円程度になりました。しかし、他のキャリア向けフラグシップモデルの半額程度の価格ながら、性能は他と同等もしくはそれ以上で、コストパフォーマンスが非常に高い製品です。この機種も今後の日本のSIMフリー市場では人気機種になるでしょう。
SIMフリー機種を利用したMVNO自体は以前からありましたが、参入企業が増え、日本でも2015年5月からSIMフリーが義務化されることで、注目度は日々上がっています。しかし、スマートフォンの大半は大手キャリア経由で販売されており、これらの製品はSIMロックがかかった状態で販売されます。SIMフリーが義務化された後、購入から半年後からSIMロックの解除が可能になる予定です。
この制約は実は使い勝手が悪く、MVNO各社によるSIMフリー市場向けに使う機種は、キャリアで購入した機種のロックを解除した物では無く、初めからSIMフリーで販売されるZenFoneのような製品が中心となりそうです。
この制約は実は使い勝手が悪く、MVNO各社によるSIMフリー市場向けに使う機種は、キャリアで購入した機種のロックを解除した物では無く、初めからSIMフリーで販売されるZenFoneのような製品が中心となりそうです。
ASUSのZenFoneシリーズはこのタイミングにうまく合わせて投入されており、日本市場におけるASUS製スマートフォンの知名度向上にも役立ちそうです。
今回発表された機種で言えば、価格は高くなるかもしれないが、サポートやブランドの知名度を含めても安心して使いたい方は大手キャリアが販売するXperia Z4。ある程度のことは自分で出来るし、支払額を抑えたいならZenFone 2のような機能に不満は無く、本体価格も安くなる機種と、利用料金も安いMVNOの組み合わせになるでしょうか。