2006年5月の調整前の状況と似ている日経平均
大好評の日本株ベストバイ50銘柄!15年5月最新版の発表です!
4月以降の日経平均のチャートを見ると、テクニカル指標が過熱感を示す中で、年金勢の買いが入り、指数は逆行するように高値を取ってきました。MACDオシレーターは既に陰転しており、RSIも3月初めをピークとして下げ基調にあります。この形は非常に危険であり、2006年のゴールデンウィーク直前にもこれと殆ど同じ形になっていました。当時も株価好調で連休前に1万7千円ほどあった所から、6月中にかけて1万4千円近くまで大幅調整したのでした。
しかし、2006年は5月に大幅な調整はあったものの、長期的な上昇トレンドは変わらず、一旦大きく下げてから再び秋に2000年以来の最高値をつけ、年末も良い形で終えたのでした。つまり、5月の急落時は買いのチャンスだったわけです。
15年5月最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!
今年の場合、2006年と同じような形になるかわかりませんが、いずれにせよ、株価が調整したところは、やはりファンダメンタルが優良な銘柄の買いチャンスだと思います。独自で毎月、業績見通しや利益率、アナリストのカバー数や株価推移などを指数化した高ファンダメンタル銘柄ランキングを選出しており、日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!や最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!などで、ご紹介してきました。2014年末からのデータを検証した結果、上位銘柄は同期間の日経平均を大幅にアウトパフォームしています。また毎回500~800位まで順位をつけていますが、下位の成績は悪くなる傾向があり、データのランキングには有意性があると思います。たとえば、日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!の上位1~15位の掲載日翌日から2015年4月までの平均上昇率は25.2%です(東洋ゴムを除くと27.4%)。これに対し、同期間の日経平均の上昇率は15.0%となります。
そこで今回は、2015年4月末時点で作成した日本株ベストバイ50銘柄を公開したいと思います。なお、この銘柄リストは短期的な投資では効果を発揮しません。たとえば、来週に何が騰がるかは、ファンダメンタルズよりも、どんなテーマや業種がたまたま物色されるかといったことが大きく影響するためです。しかし、数ヶ月程度の期間になれば、やはりファンダメンタルズの強い銘柄が平均的に大きく騰がりやすい、傾向があると思います。たまたま下がったとしても、期間が延びてくると調整一巡してまた上昇してくるので、平均すればファンダメンタルズの強い銘柄ほど良い結果になりやすいと思います。是非、この日本株ベストバイ50銘柄リストを銘柄選択の際のご参考にしていただければと思います。
参考:日本株通信
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