散歩/和む散歩ルート

新緑の季節こそ、桜並木がいい散歩コースになる

新緑を楽しめる散歩コースで、おすすめしたいのが桜並木。桜が散った後の新緑の季節こそ、桜並木は木漏れ日がキラキラ光り、美しい。今回は日暮里駅から谷中霊園を横切り、カヤバ珈琲でコーヒーとたまごサンドをいただき、上野公園まで歩いた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

新緑散歩を楽しむには桜並木を探そう

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「新緑に適した散歩コースはありますか?」と聞かれることが多いが、桜並木のある場所ならどこでも新緑が楽しめるはずだ。5月の天気のいい日など、桜並木を歩くとちょっとした木陰の中、木漏れ日がキラキラ光り、美しい。

涼しい風、木漏れ日がキラキラ輝く

緑が鮮やかな谷中霊園の桜並木


今回は谷中霊園から上野公園の桜の新緑を味わう散歩にでかけてみたい。というわけで、スタートはJR日暮里駅。南口を出ると、橋があり、左に行けば谷中霊園だ。

突き当りの左側にある坂道をあがっていく

JR日暮里駅南口から谷中霊園へ


日暮里駅南口改札を出て、左へ。山手線などの線路の上を跨ぐ橋を行く。突き当りの左に階段があるので、のぼっていく。

昔からあった坂がいまも残っている

紅葉坂、江戸時時代は幸庵坂とも呼ばれた


坂の上には「防火用水」と消えかかった文字が右から左に書かれた石の容器があった。戦前のものだろうか。とにかく古い。

今は金魚が泳ぐ水槽が置かれている

紅葉坂をあがったところにあった防火水槽


そこには「天王寺町會」とあった。こういうものを見つけてカメラを向けるのも散歩の楽しさだ。

かつて谷中霊園一帯が天王寺の敷地だった

護国山尊重院 天王寺 台東区谷中7丁目14-8


かつては谷中霊園一帯が天王寺の敷地だった。そのため、昭和42年に住居表示が「谷中七丁目」になるまで、このあたりは「谷中天王寺町」といわれていたそうだ。天王寺さんを過ぎると、その先は谷中霊園だ。

ベンチもあってひと休みできる

桜並木がちょうどいい木陰を作る


著名人のお墓なのであって、それらを巡るだけでもかなりの時間がかかる。人気は徳川慶喜の墓所だ。この日も多くの方がお参りをしていた。

天気のいい日、墓所を歩くには日傘があったほうがいいかも

迷路のような墓地を歩いてみる


初夏の頃は、木陰に入ると涼しいが、ずっと陽の光の下にいるとけっこう消耗する。日傘や帽子などがあるといいだろう。

カメラを向けても動じない猫が多い

谷中には猫が多い


猫を探して写真を撮っている人もいた。谷中霊園はいろいろな楽しみ方ができるのだ。というわけで、霊園をあとににして、上野方面へ歩く。

次ページでは、人気のカフェに立ち寄ります。
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