前歯インプラントのニーズに応えるには

インプラントを埋入するにはインプラント体を支える骨の量が大切です。一般的に奥歯の顎骨より前歯の顎骨の方が厚みも薄く、ましてや歯を失って期間が経過していたり、歯周病などの周囲炎で骨量が少なくなっていることも稀では有りません。しかし、単純に差し歯やブリッジで補うだけではなく、前歯のインプラントを希望している方も増えているのです。

この場合どのように対応するかというと、

  1. 細く短いインプラント体を使用する。
  2. 不足している骨を骨補填材で補う。

といった方法で前歯のインプラントを実現させます。
ナローインプラント

骨の厚みが不足している為細めのインプラントを埋入したケース


一昔前のように、必ず12mm以上の長いインプラント体が必要!大臼歯には必ず直径5.0mm以上の太いインプラントでなければならない!ということもなくなってきました。長さの短いショートインプラント、細めのナローインプラントでもしっかりと全体の咬合バランスが整っていれば長期維持も可能ですし、その予後にも大差がないという結果が出ているのです。骨補填を行う場合も、埋入するインプラント体が細く短ければ、大規模な骨造成を行わずにインプラントを支える骨の厚みを確保しやすく簡単な骨造成で済むのです。

インプラントが太ければ、長ければそれだけ長持ちするというわけでは有りません。一人一人の状況を把握し、埋入インプラントのサイズ、骨補填が必要かどうか、最初の段階でしっかりと想定することが重要なのです。

前歯インプラントに求められること

前歯のインプラントで気になるのが審美性。見た目をキレイに保つためにもお手入れにも配慮したインプラントを埋入したいところです。

前歯のインプラントは先にもお伝えしたように骨の厚みが奥歯ほどない為、インプラント体の埋入角度によっては義歯に当たる上部構造を接着剤で固定しなければならないケースも有ります。接着剤で固定した上部構造は簡単に取り外すことが出来ません。

1年後の定期検診

1年後の定期検診。歯肉も健康に保たれ、メインテナンスも問題ない。

何か問題が起こった際に素早く適切な対応をする為には取り外しのきくスクリュー固定を選択することが必要で、これにより定期的なメインテナンスや長期的にインプラントを使用し擦り減ってしまった上部構造をリペアすることも出来るのです。靴のかかとのように、使えば使うほど擦り減った歯は、見た目にも使用感にも悪い影響を及ぼす可能性が有ります。咬み合わせにも大きな影響を与える為、他の健康な歯へのダメージや肩こり、頭痛といった体全体への影響も考えられます。

 

最初のプランニングが肝心

インプラントは決して安価では有りません。お手入れのし易いインプラント埋入をすること。体の一部となったインプラントとより長くお付き合い頂く為にはここまで考慮したプランニングが必要不可欠なのです。

前歯のインプラントをお考えの方、まずは気軽にかかりつけの医院にご相談ください!

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