注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

3階建てをたてる時のポイント-計画編-

狭小敷地の多い都市部では、3階建ての住まいが人気となっています。3階建ての住まいは、狭小であっても工夫次第で住みやすく心地の良い住まいをつくることができるのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


都市部で人気の木造3階建て

都市部のほとんどは防火による規制が厳しいので、以前は3階建て住宅を建てることはできませんでした。しかしある一定の基準を満たせば、準防火地域内でも建てることが、1988年に可能になったのです。それ以降、都市部で木造3階建ては人気となり、年間3万戸前後が建てられています。

設計:佐川旭建築研究所

設計:佐川旭建築研究所


木造3階建て-アイデアが必要

1988年以前でも、準防火地域外であれば建てられました。
しかし郊外の広い土地で3階建てを建てる人はそれ程多くはありません。やはり、都市部での3階ですから、狭い敷地で建てられることが少なくありません。便利な都市部でより多くの床面積を確保するため、3階建てはやはり周囲環境は密集しているので、居心地の良い室内空間を得るには、アイデアや工夫が必要です。


リビング・キッチンは何階にする?

3階建てにする主目的は、床面積の確保にあります。そうすると、必要な部屋数をとり、残りのパブリックスペースはプライベートとの動線はもちろん機能的でいかに空間を広く見せる工夫が必要となります。パブリックスペースであるリビングやキッチンは、2階にするプラン例が多いのですが、周囲環境により、3階または1階にプランするケースもあります。それぞれの留意ポイントを考えてみましょう。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます