栃木で川と蔵を見て夕顔ラーメンをいただくお散歩
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栃木駅は東京からだとJR東日本の両毛線と、東武鉄道の日光線で行ける。アクセスはいい。というわけで、日曜日の朝8時に家を出て、9時半に栃木駅に到着。生まれて初めての栃木駅だ。改札を出たところにパンフレットがあったので、ピックアップ。
北口の駅前ロータリーには巨大なモニュメントがある。なんか秘密基地みたいでワクワクするなぁ。と、その隣には山本有三の石碑。
小学校の時、講堂で映画を見せられる「映画教室」というのがあって、そのときに見た1本が、山本有三の小説を映画化した『路傍の石』だった。その後、大学生くらいだったか、小説を読んだ記憶がある。そうか、山本有三は栃木市の出身だったんだ。
「蔵の街大通り」と書かれた通りを行くのだけれど、なかなか蔵らしきものは見えない。これで道はあっているのかなぁ。何度も地図を見返す。と、前方に見えてきたのがなんとも味わいのある建物。
これは蔵ではないけれど、建物といい、看板といい、懐かしい。創業が嘉永元年という老舗の人形店。雛人形、五月人形、盆提灯、羽子板、破魔弓を販売している。
ちょっと蔵っぽい、昔ながらの荒物店だ。五十畑は「いかはた」と読むそうだ。店内に「ちい散歩」で訪れた地井武男さんのサインと写真。懐かしいなぁ。蔵っぽい建物だと見ていると、暖簾に「観光総合案内所」の文字。
もしあなたが栃木初体験なら、ぜひここに寄るべきだろう。散歩する際、ここは見ておけというスポットなどを親切に教えてもらった。
歩いているだけでも楽しいのは、古い店舗がそのまま残っていたり、交番や郵便局も蔵になっているという点だろう。この交番のある場所は、蔵の広場になっていて、お手洗いなどもある。もちろんお手洗いも蔵だ。
この蔵の郵便局の先にも蔵があると思ってしまうが、先ほど観光総合案内所で聞いた話では、この先の道路は昭和になって造られたもので、蔵はないとのこと。あるのは、日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう)というの石碑があり、その先なのだそうだ。
次ページでは日光例幣使街道から巴波川を歩きます。