先発で100勝かつ100セーブの大記録に近づく上原
4月3日に40歳となった上原の頑張りは目を見張る。今季、40歳以上の現役メジャーリーガーは6人で、野手ではイチロー(マーリンズ)が最年長。投手ではホーキンス(ロッキーズ)とネーサン(タイガース)は開幕を抑えとして迎えたが、ホーキンスは2度の救援失敗で抑えから外され、ネーサンは右ヒジの張りでDL(故障者リスト)入り。したがって、上原が現状では現役最年長クローザーといえる。
また、上原は21日(同22日)現在、メジャー通算63セーブで、日米通算96セーブ(巨人時代33セーブ)。勝利は日米通算128勝(日本112勝+メジャー16勝)を挙げていて、うち108勝が先発でのもの。
プロ野球で100勝100セーブは、江夏豊、山本和行、斉藤明夫、郭源治、大野豊、佐々岡真司の6人が、日米通算では斎藤隆(現楽天)が記録しているが、“先発で100勝かつ100セーブ”は江夏と佐々岡の2人しかいない。その頂きに上原はまもなく登ろうとしているのだ。
田沢&上原の日本人コンビリレーが、再びレ軍を世界一に押し上げる原動力になる。