今後の日経平均株価の動き、どうなる?
日経平均株価が2015年4月23日に2万252円の高値を更新して以降、株価は調整局面を余儀なくされています。株式市場は日々動いており、高い時もあれば安い時もあります。株式投資の基本は、安い時に買って高い時に売るです。株式市場が値上がりして高くなった時こそ、株式市場を冷静に向き合わなければならないでしょう。
2万円を割り込んだ日経平均株価ですが、これから2万円に向けて上昇するのでしょうか?それとも下落するのでしょうか?今後の動きを考えてみましょう。
日経平均株価の現状を確認
まずは、日経平均株価のチャートを見てみましょう。丸印で囲んだ所が4月23日につけた高値2万252円になります。この株価チャートを見ただけでは、現在の株価が高いのか、それとも安いのか判断することは難しいですね。
オシレーター系のテクニカル指標とは
そこで活用したいのが、株価が買われすぎか売られすぎかを見る時に使うオシレーター系のテクニカル指標です。代表的なチャートとしては、RSIやストキャスティクス、MACD等があります。MACDは、移動平均線から算出された2本の線、MACDとシグナルで、売買のタイミングを分析します。短期の線がMACD(短期平滑平均)で、長期の線がシグナル(長期平滑平均)です。
2本の線の動きから株価の買い時、売り時を分析しますが、MACDがシグナルを下から上に抜けると買いサイン(ゴールデンクロス)とし、MACDがシグナルを上から下に抜けると売りサイン(デッドクロス)とします。一般的に、トレンドが出ている時にサインが出やすいとされています。
MACDで日経平均株価を確認する
では、MACDを使って日経平均株価を見てみましょう。ローソク足の下に追加で表示されているのがMACDです。赤色の囲みが買いサイン、青色の囲みが売りサインになります。株価は現在、安い所から上昇していることもあり、MACDでは買いサインが現れました。ただ、その前のサインを見ると、買いサイン、売りサインで売買していたら損失が発生したことがわかります。
個人的には、買いサインが発生したことを考慮すると短期的には買い時と判断できるのかもしれませんが、前回のサインの不安定さを考慮すると信頼性の高さに多少の疑問が残るという感じでしょうか。
一つの株価チャートでは、現在が安いのか高いのかを判断することが難しい時が多々あります。複数の株価チャートを組み合わせて売買タイミングを判断するのが安心かもしれませんね。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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