デートしなくなったのはなぜ?
もちろん、アンケートを鵜呑みにするのは危険だし、外食をしなくなっているという経済的な実情もあるのかもしれない。ただ、少なくとも、合コンやデートから遠ざかっている独身者が増えている傾向があるのは確かだと思う。
恋人はいればいいけど、いなくてもいい
周りにも20代から40代の独身女性は多い。恋人がいる人も、優先順位は仕事にありそうだ。「仕事が忙しくて、彼に電話で文句を言われた。忙しいものはしょうがないと言ったら、急におとなしくなって『いつまで待てばいいの?』と言われた。もう長くないかもしれませんね、この恋は」(29歳)
こういう話を聞くと、隔世の感がある。かつては、「仕事が忙しい男を女が待つ」のが一般的だったからだ。女性が「仕事が忙しい」と男を待たせているのは痛快な気もするが、結局、恋愛がうまくいかなくなるのは、男女どちらが忙しくても同じこと。
それでもまだつきあっている人がいる、恋をしている人はいいのかもしれない。
先日会った30代半ばの女性は、
「恋ってなんでしたっけ」
と笑った。
アラフォー女性が集まった会合でも、
「別に恋愛なんていらないよね」
と口走る女性が多数。
「たまにこうやって女同士で集まるのが、なにより楽しい。言いたいこと言えるし、わかりあえるし」
との発言には、みんな大きく頷く。
「なんのために恋をするのか」
真顔で問われて、こちらも一瞬、戸惑ってしまった。
恋も結婚も、もちろんしたくない人はしなければいい。個人の自由である。
>>恋が素敵なものだったのは過去の話?