軽井沢に待望の観光列車がデビュー

九州を筆頭に、全国各地で人気沸騰中の観光列車。かつては子連れや鉄道ファン向けの列車が多く見受けられたものですが、近年は大人向けの観光列車が続々登場。大人のご夫婦や女性同士などにも人気を博しています。

そして昨年7月、とうとう高原リゾート・軽井沢にもお目見えしました! その名も、観光列車「ろくもん」。しなの鉄道が運営する観光列車で、軽井沢駅~長野駅間を走ります。実はこの「ろくもん」、2ヵ月前の1日に電話予約が始まるのですが、人気の高まりから、初日にチケットが売り切れてしまう日も続出するとか。そこで、ろくもんの人気の理由も含めて、ろくもんを大解剖してみたいと思います。
ろくもん1

高原の風景の中を疾走する、ろくもん


真田氏に思いを馳せて出発進行!

ろくもんというネーミングは、真田氏の家紋・六文銭(六連銭)に由来しているそう。というのも、しなの鉄道の沿線には、戦国武将・真田氏ゆかりの場所が点在していて、沿線地域の英雄といっても過言ではないでしょう。徳川軍に果敢に攻め込んだ「大阪夏の陣」のエピソードにちなみ、新時代に向けての挑戦の想いを込めて命名されたそうです。

ろくもんの運行日は、土日、祝日を基本に、春休み、夏休み期間にも運行。10:40軽井沢発~13:05長野行き、13:34長野発~15:48軽井沢行き、16:09軽井沢発~17:38長野行きの1日3便運行します。

ラウンジ風の優雅な空間で、快適な鉄道の旅を

列車のデザインは、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」をはじめ、多くの話題をさらってきた列車デザインを手がける、水戸岡鋭治氏が担当。外観は、真田幸村の赤備えをイメージした濃赤を基本に、真田氏の家紋である「六連銭」,「結び雁金」,「州浜」をゴールドであしらった力強いデザイン。

一方、内装は車両の床やイス、テーブルなどに長野県産のカラマツやヒノキといった木材を使用したことで、木の温もりが感じられます。座席は一両につき、20~28席と改修前の約4割に抑え、ラウンジ風のゆったりとした造りなので乗り心地も快適。窓も大きく取られ、高原の緑多き風景が存分に楽しめます。
木のプール

ろくもん1号車には、中央に木のプールが設置される


 
また、1号車には、小さな子どもが遊べるスペースとして、中央に木のプールと絵本を用意しました。
木のプール2

木のプールの中で遊ぶ子どもたち


 
2号車には窓際に沿って設けられたカウンター席が、3号車は2名用の座席を個室に仕切れる障子風の造りにするなど、さまざまな工夫が施されています。子連れ、一人旅、カップル。女子旅など、ニーズに合わせて座席を選べるのも、利用する側にとっては嬉しいですね。
ろくもん3号車

ろくもん3号車は、障子風に仕切れるコンパートメントシートに