観光循環バスで巡りたい、軽井沢のミュージアム

クラシカルな車体が目印。軽井沢美術館・観光循環バス

クラシカルな車体が目印。軽井沢美術館・観光循環バス

多くの作家や画家がアトリエをもち、作家活動に勤しんできた軽井沢。そんな土地柄もあってか、軽井沢には多くのミュージアムが点在します。それらは周囲の緑と溶け込むように設計され、なかには豊かな自然を肌で感じられるカフェが併設されていたりと、心地よい空間作りが追求されています。

これらの美術館は、旧軽、中軽、南軽井沢と広範なエリアに散らばっていますが、軽井沢美術館・観光循環バスがそれらを繋ぐ役割を果たしてくれます。
 

南軽井沢エリアのミュージアム

軽井沢でアートスポットが最も多く集まるのが南軽井沢。特に、塩沢湖を中心とした軽井沢タリアセンには3カ所のミュージアムがあり、三館共通券というオトクなチケットもあるのでオススメです。いずれも作品だけでなく、建築物としての価値をもつ、歴史ある建物を移築利用している点も見どころのひとつです。

ペイネ美術館
建物前には恋人たちの銅像も飾られています

建物前には恋人たちの銅像も飾られています

建築家アントニン・レーモンドが昭和8年に建てた、「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築した建物を利用。可愛らしい恋人たちを描くフランスの画家、レイモン・ペイネの原画やリトグラフ、愛用品などが展示されています。愛らしく時にユーモラスな作品世界は、疲れた心を優しく労り、幸せな気持ちにさせてくれます。
・住所:軽井沢タリアセン内

深沢紅子 野の花美術館
鮮やかなミントグリーンの洋館は絵になります

鮮やかなミントグリーンの洋館は絵になります

洋画家として活躍していた深沢紅子が、昭和39年頃から20年余り夏のアトリエとして滞在した、堀辰雄山荘にて描いた野の花の水彩画を中心に、油絵、リトグラフ、挿絵などを展示する美術館。建物は明治44年に建てられた旧軽井沢郵便局舎を移築したもので(国登録有形文化財)、ミントグリーンの外壁の色が周囲の緑とマッチ。2階が美術館として利用されています。
・住所:軽井沢タリアセン内

軽井沢高原文庫
数多くの作家や詩人に愛され、同時に作品の舞台にもなった軽井沢の文学世界を紹介。敷地内には旧軽井沢から移築した堀辰雄の山荘や、有島武郎の別荘「浄月庵」、野上弥生子書斎なども移築され、建築も楽しめます。
・住所:軽井沢タリアセン内

エルツおもちゃ博物館・軽井沢
エルツおもちゃ博物館:軽井沢の外観

エルツおもちゃ博物館・軽井沢外観

ドイツのエルツ地方に伝わる伝統的な木工おもちゃや、北欧を中心とする知育玩具を収蔵。職人によって一つ一つ手作りされた温かみある作品が木のぬくもり溢れる館内にしっくりと馴染んで展示されています。


 
自然光が降り注ぐ、展示室の風景

自然光が降り注ぐ、展示室の風景

年に2~3回ほど企画展も開催。展示館のほか、約500種類の木のおもちゃや、天然のドライフラワーアートなどを販売するショップ、テラス席のあるガーデン・レストランも併設。
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町風越公園193
 


軽井沢絵本の森美術館
軽井沢絵本の森美術館の外観

軽井沢絵本の森美術館の外観

広大な森にすっぽりと包まれたこちらの美術館には、欧米の絵本を中心に、近・現代に活躍する作家の原画や初版などの資料、約6300点を収蔵・展示しています。
 
木のぬくもり溢れる展示室

木のぬくもり溢れる展示室

季節ごとに企画展も開催。約1800冊の蔵書を自由に閲覧できる絵本図書館や、洋書絵本を中心に扱うショップも併設しているので、絵本に囲まれてのんびり過ごせそうです。
敷地内に開設された「ピクチャレスク・ガーデン」。庭園ミュージアムへの期待が高まります

敷地内に開設された「ピクチャレスク・ガーデン」。庭園ミュージアムへの期待が高まります

2010年5月には、敷地内にピクチャレスク・ガーデンがオープン。軽井沢の原種系植物や宿根草など、当地にもともとあった植物を生かし、英国人ガーデナーのポール・スミザーが手がけたナチュラルガーデン。今後数年をかけて、広大な森が整備される予定です。こちらは美術館の入館料だけで見学が可能なので、散策してみるといいでしょう。
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢風越公園182

ル・ヴァン美術館
大正9年(1920)に西村伊作が東京の神田駿河台に創立した、文化学院の設立当時の校舎をほぼ再現した建物が美術館に。館内には西村伊作をはじめ、学院の教育に携わった芸術家たちの作品が展示されています。浅間山を望む庭園を眺めつつ、ランチやお茶が楽しめるカフェや、ミュージアムショップも併設していて、これらは入館券なしでの利用もOK。
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉957-10