「生きるための必要な自己肯定感」を育もう
発達障害とは何かという簡単な解説も入っているl。
また私はこれまでにも自己肯定感の大切さについて強く伝えていますが、親子健康手帳にもしっかり記載があります。発達障害の特性があると、一般のお子さんよりこの自己肯定感が育まれにくいものです。自分を大切に思えない人は、人を大切にできません。いろいろできなかったり失敗してしまうのは、発達障害の特性によるもので、その子自身の人格によるものではないということをしっかり理解してあげましょう。
お子さんが問題行動を起こしてしまったときは、何が悪かったのか、そしてどうすれば良かったのかを分かりやすい言葉で伝えて下さい。そして、その行動は悪かったけれども、繰り返さなければよいことを伝えましょう。決して、本人の人格を否定しないように気をつけましょう。
人を信頼し、絆を結べる大人になるために
学校に上がってからは、特に、自己肯定感が大切になります。
社会に出て、自立するためには、たくさんの人との交流が欠かせません。小さい頃に家族に愛され、自分が大切にされた経験がないと、他人を大切にできないものです。失敗しても誰かが助けてくれる、人は信頼できるものと思える子育てをしてほしいと思います。
発達障害のある成人の多くは、親御さんに理解されず苦しんでいます。失敗するのが怖くて引きこもったり、社会に出られない人も多くいます。その原因は、周囲の理解不足です。まずは母親や家族が子どもの特性を理解し、環境を調整することが大切です。
親が子どものためを思う気持ちはみな同じです。子どもの将来のために、しつけをするのですが、発達障害のような脳機能に障害のある子どもには、努力してもできないことがあります。それがどんな事なのかはその人によって違うものです。障害でできないことを無理強いすることは、だれのためにもなりません。
まずは、母子手帳からそのヒントを得てください。そして、お子さんとほかの子との大きな違いがあれば、小児科や地域の相談機関を訪ねて見ることをお勧めします。
>>>育てづらい子・発達障害の子の子育てについて