美点と欠点は紙一重
大ざっぱな人は微調整すれば、大らかな人に!
逆に「大ざっぱ」な人は、ちょっと注意して細かく物を見るようにしたら、「大らかな人」になります。
つまり、美点と欠点は紙一重であり、“程度の違い”に過ぎないとも言えます。度が過ぎると欠点になり、ちょうど良い塩梅(あんばい)だと美点になるのです。
つまり、バランスを良くすればするほど、欠点が減り、美点が増える(=魅力的になる)というわけです。
人は自分の欠点を直そうと思うと、その特徴をなくさなくてはいけないと勘違いをして、自分らしさを失いがちです。逆に、自分の欠点を直すのを諦めて、「これが私よ!」と頑なになってしまう人もいます。
でも、その特徴はなくさなくていいのです。単に、微調整をすればいいだけのことなんです。
「人に意地悪をしてしまう」欠点はどうする?
では、「人に意地悪をしてしまう」という欠点を持っている場合はどうでしょうか?意地悪をして気持ちが良い人はめったにいません。人を傷つける分、自分も傷ついている人も多いものです。
もし「人に攻撃することは、自分を攻撃すること」だということを深く理解できるようになれば、もうしたくなくなります。
つまり、「理解が足りないだけ」という問題でもあるのです。
だったら、理解すればいい!それだけのことです。
「“自分そのもの”をどうにかしなくてはいけない」なんて思うと、人は混乱してしまうものですが、微調整で変われるのです。
さらに言うと、“自分そのもの”と性格は、別物です。性格は変えようと思えば、変えられるものだからです。
人から欠点を指摘されると、自分の存在価値を認められていないような気になってしまう人がいます。でも、実際は注意されたとしても、“自分そのもの”の価値が下がるわけではありません。
そんなに重く考えずに、単に欠点を直せば(=度合いを調整すれば)いいだけのことなのです。それによって自分が変わり、相手の反応も変わり、環境も変わってきますよ!
では最後に、バランス力をもつことよりも、さらにワンランク上の魅力について紹介します。