2万円達成の日経平均株価、今後はどうなるのか?
ついに2万円の大台達成の日経平均!ここが通過点となり、更なる高値を目指すのか!?
今期の業績予想を引き上げたファーストリテイリング<9983>が5万円の大台に乗せたことが日経平均2万円達成に大きく寄与した形です。ただ日経平均が2万円に乗せたのは一瞬であり、すぐに利益確定売りで大きく下げていきました。そして4月10日(金)の大引け直前には何とか前日比+30円ほどと、ある程度戻していたのですが、大引け間際にファーストリテイリングにまとまった成行売りが入って急落すると、日経平均も瞬時で60円以上下げ、30円安となって引けました。まるで値嵩株を使って日経平均が操作されていたような日でした。
短期的には一時的な調整警戒も、押し目買いの好機か!?
2万円の大台に到達し次の株価の節目である2万500円まで一気に上昇していきそうな日経平均ですが、短期的には再び加熱感が出ており、調整を警戒する局面にあります。信用評価損益の売り方と買い方の差が再び10%を超えてきました。日経平均2万円目前!なぜ上がり続けるのか?でもお伝えしましたが、前回この警報が出たのは3月23日(月)に1万9,754円まで上昇した時であり、そのあと一時的に相場は崩れ、4月1日に(水)1万9,035円の終値をつけるまで調整して行きました。過去もこの信用評価損益率の乖離幅10%の過熱感警報はかなり信頼できる実績を残しており、短期的には要注意の状況と見ています。前述のように、感覚的にもSQへ向けた無理矢理気味の日系平均2万円達成でもあり、上昇実感の乏しい2万円のような気もします。もしそうであれば、大台達成が一つの節目となって、再び一時的に調整となる可能性があります。
しかし、もしも押し目買いの好機が訪れれば最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!でご紹介したような高ファンダメンタル銘柄の押し目買いのチャンスです。高ファンダメンタル銘柄は相変わらず絶好調でベストバイ50銘柄の4月1日~13日までの平均上昇率は5.9%、1~15位までの上位銘柄だけに絞ると6.8%の上昇となります。同期間の日経平均の上昇率は4.1%ですから、上昇率は1.44倍と1.66倍です。やはり、業績見通しや収益率、財務内容が良く、株価も堅調な高ファンダメンタル銘柄はマーケット全体の成績を上回る成績になりやすいと思います。
参考:日本株通信
関連記事
最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!
日経平均2万円目前!なぜ上がり続けるのか?
株価指数より数倍強い上昇をする銘柄の探し方
1万9000円超えの日本株、今後どの銘柄を買えば良い?
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。