SEO・SEMを学ぶ/SEO内部対策(ソースコード・タグの修正)

SEOの観点からみたHTML5について(2ページ目)

HTML5の新要素を活用して、SEOにも活かしていきましょう。

瀧内 賢

執筆者:瀧内 賢

SEO・SEMを学ぶガイド

body内で使用される主な新要素

先ほど、headerについては簡単にご説明しましたが、body内で使用される新たな新要素について、他にも少しご紹介していきます。

  1. footer → ページ下部
  2. nav → ナビゲーション
  3. aside → 補足情報
  4. section → 節
  5. article → それ自体で自己完結できるエリア

※このように、これまでid等でマークアップしていたエリアが、タグそのものに置き換えられています

sectionとarticle要素の違い

「section」と「article」、この2つの要素については、微妙に扱いが異なります。

どちらも、コンテンツのエリアを表していますが、そのエリア部分を抽出した際に、独立したページとして成り立つような内容であるならば、それはarticleを使用します。逆に、sectionは節ですので、とある文章の一区切りにはなりますが、そこだけ抽出したとしても、コンテンツ全体としての意味や意図が伝わりずらい類のものとなります。

新要素を使用する上での注意点

実は、IE8以下ブラウザにおいては、HTML5の新要素は実装されていません(思ったとおりに表示されなかったりします)。
その為、IE8以下でも対応させるためには、以下の記述をhead内部に書き入れましょう。

--ここから--
<!--[if lt IE 9]>
<script src="html5shiv.js"></script>
<![endif]-->
--ここまで--

※html5shiv.jsを外部参照した例です
なお、html5shiv.jsのダウンロードも行ってください。


以上、HTML5の仕様とSEOとの関わりについて、簡単にご案内してまいりました。HTML5の新要素と同様、CSS3(特にメディアクエリなど)も、今後取り入れていきたい機能となります。既存のホームページのカスタマイズの際には、是非採用してみてはいかがでしょうか。

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