まずは、家計の消費、浪費、投資の仕分けから
お金の使い方を見直す時、やみくもに出費を減らそうとしても、なかなか効果がでませんよね。まずは、どのようなことにお金を使っているかを調べてみましょう。次に、それらのお金の使い方を「仕分け」ていきます。お金の使い道を、消費、浪費、投資の3種類にわけましょう。
消費とは、衣食住など生活する上で必要となるもの。食費や家賃、光熱費、必要な衣服や日用品などです。
浪費は、いわゆる無駄に使っているお金。同じ洋服でも、生活に必要なものは消費ですが、衝動買いは浪費になります。嗜好品やギャンブルなども浪費ですね。
投資は、将来のために使うお金。資格取得のための勉強やスキルアップのための書籍などです。もちろん、貯蓄も含まれます。
節約は浪費から
これらの仕分けを行ったら、浪費の出費に注目しましょう。これら浪費の出費を抑えるのが、節約や倹約の第一歩です。生活レベルを維持しながら、無駄なお金の使い方だけを注意します。コンビニなどで、ついつい買ってしまうお菓子や飲み物、惰性のように続いている外食や飲み会、やめられずに続けているタバコなど。
意外とたくさんのお金を浪費していることがわかると思います。生活に必要な消費でも、将来のための投資でもないのですから、やめることを第一に考えます。ただし、この浪費をゼロにするのも大変。生活に潤いがなくなりますから、ここまではOKというラインを決めましょう。収入の数パーセントと金額を決めるのもいいですね。収入の5%程度を目標にしてみましょう。
投資は増やす方向で
節約や倹約を考えると、使うお金を減らすことばかりを考えてしまいます。しかし将来のための投資のお金は、出来るだけ増やすようにしましょう。愚痴だけの飲み会であれば単なる浪費ですが、将来のスキルアップや独立などを考えた勉強会や異業種交流会などは投資になるでしょう。このような投資が、将来の収入アップにつながります。
自分自身の出費を「消費、浪費、投資」の3種類に仕分け、浪費を抑えて投資を増やしましょう。これが、節約の王道です。
今回ご紹介した「お金の使い道を、消費、浪費、投資の3種類に分ける」という考え方は、All Aboutマネーガイドである横山光昭さんの著書「年収200万円からの貯金生活宣言」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)でも詳しく紹介されています。興味ある方はぜひ読んでみて下さい。