少し距離を置いて見つめ合うカップル

恋人の本音なんて、案外相手には伝わっていないもの

前回、「その『優しさ』は男をダメにするかも?」というお話をしました。そもそもダメ男という男もいますが、「優し過ぎる女」の場合、いい男をダメ男にしてしまうということもあります。女性に母性本能がある限り、ダメ男はいなくならないのかもしれません。

ただ、シングルファザーさんと交流していると、意外に「優し過ぎる男」も多いことに気づかされます。夫の稼いだお金で、満たされない心を救うためにファッションや自己啓発セミナーに自己投資。挙げ句に、別の男の元へ……なんていう話が、あまりにも多くて驚きます。

 

ゆるした分だけの「感謝」と「がんばり」を期待している

優し過ぎる女と、優し過ぎる男。そのパートナーとして、「わがままをゆるされてきた男(女)」がいるわけですが、今、もしも、あなたが「わがままをゆるしてもらっている」のであれば、伝えておきたいことがあります。

「わがままをゆるしてくれる」=「それだけ俺(私)のことが好きってこと」と、思っていませんか?

「受け入れること」と「そのまんまのあなたを好きであること」とは、実は微妙に違うのです。ゆるしてもらっている側は、そこを勘違いしてしまうと、気づかないうちに相手が冷めていき、いつか三行半をつきつけられることになりかねません。

優し過ぎる女は、「ゆるす」ことで相手を受け入れようとしているだけで、内心は「前向きになってがんばってくれること」を心のどこかで期待しています。「ゆるす」という努力をした分、むしろ、それに感謝をして「がんばってくれるだろう」と心のどこかで期待しているのです。そこにあぐらをかいて、さらにわがままになる恋人なら、気持ちは少しずつ冷めています(無意識の場合もあります)。

「ゆるしてもらう」状態というのは、言ってみれば、一時的に、心の荷物を預かってもらっているようなもの。預かった側は、それを引き取りにくる日を待ち続けています。

でも、肝心の預けた本人は、すぐに忘れてしまいます。預けられたほうは「いつになったらこの荷物を取りにくるのだろう」と待っています。彼のわがままをゆるす度に、彼女のほうは、大きな荷物をいくつも、いくつも持たされてしまうことになります。そのため、彼女は少しずつ疲弊していきます。そして、あるとき、自分の心身の重さの原因に気づき、急に目が覚めて、ひとりになりたくなってしまうのかもしれません。