群馬の観光・旅行/群馬の観光スポット

ぐんまパワースポットめぐり【榛名山編】(2ページ目)

群馬には赤城、榛名、妙義と、県を代表する三つの山があり、これらを総称して “上毛三山(じょうもうさんざん)” と呼んでいます。これらの山には地域信仰を色濃く見せる神社があり、最近はパワースポットとしても注目されています。今回は榛名山の魅力や開運・観光スポット、味わってほしい地域の味についてご紹介します。

坂本 めぐみ

執筆者:坂本 めぐみ

群馬ガイド

参拝のあとに外せない地元産のソバ

ソバ

神社周辺では美味しい地元のソバが味わえます


榛名神社の周辺では、おいしいソバが食べられます。もともと江戸時代に、ソバをもてなしの料理のひとつとしてふるまっていた習慣があったそうで、榛名産の地粉を榛名の名水で打った “のどごし” の良い手打ちソバを出すお店が何軒もあります。

まずは、つゆをつけずにソバそのものを食べてみてください。流れるように喉の奥へ入っていく食感と、咬んだときにほんのりとソバの香りが口の中に広がる感覚がよくわかりますよ。

<DATA>
榛名観光協会「はるなビ」
URL : http://harunavi.jp/modules/guidemap/index.php?cid=8
(ここから神社のパンフレットや周辺の飲食店などの情報が見られます)

榛名山周辺は梅と果物の里

梅林

毎年2月下旬から3月にかけて見頃を迎える梅の花


榛名山周辺は、群馬県内でも有数のフルーツエリアです。街道を車で走っていると、果物の直売所や、「湖と果物の里」と書かれた標識をいくつも目にします。初夏に収穫された梅の実は、梅干しや梅酒、梅エキスなど様々な加工品に姿を変え、全国に出荷されていきます。夏は桃やプラム、秋は梨と、どれも群馬県一の生産量を誇る果物ばかりです。

自販機

ご当地キャラ仕様の自動販売機

その果物の里には、フルーツ忍者というご当地キャラクターがいます。梨の助、梅蔵、百々者(ももんじゃ)、りんご兵衛(りんごびょうえ)、ヌマスノキ浅間(せんげん)と、フルーツや地元に由来するキャラが5人もいるんです! しかも “梨の宣伝に奔走するあまり何かとスタンドプレーが多い梨の助をライバル視する梅蔵” など、ちょっとクスッとするような設定も愛らしいところ。写真にもあるように、榛名の町は自動販売機もフルーツ忍者仕様です。ぜひ旬の果物を味わい、町のいたるところに潜んでいるフルーツ忍者を探しながら、フレッシュなパワーを体に採り入れてみてはどうでしょうか。

<DATA>
はるなフルーツタイムス
URL : http://harunaftimes.sakura.ne.jp/ninjya/index.html
(フルーツ忍者を紹介しているページ)


シーズンごとに堪能できる地元オリジナル・グルメ

梅

「湖と果物の里」と書かれた道路沿いの標識 (写真左) / 期間限定の「梅たまソバ」 (写真右)


榛名には “ぐんま三大梅林” のひとつでもある榛名梅林があり、春になると梅の花が白いじゅうたんを敷いたように周辺の山を覆います。そして、梅の花が咲く春限定の梅料理もおすすめです。これは地元の飲食店がそれぞれ工夫を凝らし、榛名の梅を使って考えたオリジナル料理で、梅風味のソバ、梅を入れたメンチカツ、特製梅ソースをぬったピザ、梅ケーキなど種類も豊富です。毎年2月から4月にかけて登場する梅の里ならではの一品を食べ歩くのも楽しいですよ。

アルべロ

店舗のすぐ裏が果樹園 (写真左) / お店の看板にも果物が! (写真右)

果樹園直営のジェラートショップ「albero(アルべロ)」は、季節ごとに旬の果物や野菜のフレーバーが楽しめるお店です。オーナ自らが手作りするジェラートアイスは常時20種類以上で、2010年のオープン以来、口コミで評判となり、東京など遠方から食べに来るお客さんも多いそうです。

アルべロとはイタリア語で “木” と言う意味で、その名の通りお店で食べられるジェラートには、果樹園で採れた桃やプラム、梨、洋梨などのほか、榛名の梅や地元産の野菜なども使われています。
ジェラート

“とちおとめ” をふんだんに使ったイチゴのソルベは甘さと酸味が絶妙なバランスで味わえます(提供は5月ごろまで)

素材そのものの味を生かし、手間ひまかけて作られるジェラートアイスは、まるで果物をかじっているような新鮮さと、なめらかな食感が楽しめます。自然な色も全て素材から出る天然色です。地元産だけでなく、オーナーが全国の農家とのネットワークを生かして入手した果物を使ったフレーバーもメニューに並びます。

ジェラートアイスには必ず “チュイール(薄焼きのクッキーのようなもの)” が添えられていますが、アーモンドだったりゴマだったり、その時々で種類を変えているそうです。自然の恵みをたっぷり含んだ手作りジェラートも、榛名の季節を感じられる一品でした。


<DATA>
Gelato&Fruits「Albero(アルべロ)」
住所 : 群馬県高崎市下里見町1701-1
電話 : 027-340-1235
営業時間 : 10:00~19:00
定休日 : 不定休
URL : http://www.albero-yamakifarm.com/

榛名山は日帰り旅行にもおすすめ

達磨寺

少林山の本堂付近は各地から奉納された “だるま” が積み上げられ、遠くから見ると赤い帯のよう

水と果樹園などに囲まれた榛名山一帯まで東京都内から車で約2時間強。日帰りドライブも良し、榛名湖畔や伊香保の温泉に一泊するも良し、ゆっくりと祈って食べてパワーチャージできるコースです。

また、榛名への玄関口となる群馬県高崎市は “だるま” の産地で、榛名神社から車で約40分ほどのところにある少林山達磨寺は、高崎だるま発祥の地としても知られています。お寺の一帯で昔から作られている“だるま”は、眉毛が鶴、鼻から口ひげは亀をかたどっており、縁起の良いそのお顔から、別名「福だるま」や「縁起だるま」とも呼ばれ、全国のだるまの大多数が高崎で生産されています。こういった榛名周辺に点在する縁起の良い物や場所をめぐると、気分も何だかデトックスされるようです。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます