夫婦関係/セックスレスの対処法

マミーポルノ~妻がひそかに読むスゴイ官能小説~(2ページ目)

昨年より話題になっている「マミーポルノ」について、3月5日にNews digで「『マミーポルノ』で「したくなる」妻、増加中! 女性の性欲がついに解放!?」という記事を書いたところ、予想以上の反応が。今回は妻による妻のための官能小説を取り上げます。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

妻達がマミポルにハマるわけ

妻の皆様がマミーポルノ(略してマミポル)にハマる理由はいくつかありますが、主には次の3つだと私は考えています

●1、 世の中のエロスはほとんど男性向けであること
欧米諸国と比べ、日本はアダルトコンテンツに対しておおらかなところがあります。電車の中で堂々とスポーツ新聞のアダルト記事が読まれていたり、コーナーが限られているとはいえ、普通のコンビニにアダルト雑誌が置いてある風景は、外国人にすれば、アンビリーバブルなのだとか……。

雑誌以外の様々な映像コンテンツや、風俗に至るまで、そのほとんどすべては男性用です。
女性だってHな話題には興味があるのに、気軽に手に入るエロスがないため、マミーポルノのような「安心して」手に入れやすい商品は、妻達のニーズにあっているといえます。

●2、 夫婦の中でセックスについて語られることが少ないこと
わたしの主催する「恋人・夫婦仲相談所」にもセックスレスをはじめとする、夫婦の性生活のお悩みがたくさん寄せられてきます。それを拝見していつも思うことは、日本のカップルの間で、セックスや性欲についての話題が語られることが大変少ないということです。

相手がセックスについてどう思っているのか、なにを感じているのか、どうされるのが好きなのかなど、何十年も一緒にいるカップルでも、話題にしたことがないし、知ろうともしない、ということがざらです。
普段の自分の性について語ることがないなら、ましてやこんなセックスをしてみたいとか、実はアブノーマルなことに興味があるとか、そんなことが言えるわけがありません。永遠に口にすることのない、実現できるはずのない非日常なセックスやアブノーマルへの妄想を、同じ主婦の描くマミーポルノで満たしている側面があるのかもしれません


●3、 多くの夫婦のセックスがマンネリで変化がないこと
今や50歳未満の45%の夫婦はセックスレスといわれる日本ですから、まだ夫婦の間にセックスがあるだけでもいいのかもしれません。しかし、まるで儀式のようにいつもと同じ事を繰り返すだけでは、当然あきますし、楽しくありません。

夫婦の多くのセックスが男性主導で、男性の性欲を処理するだけになっている傾向があるとすれば、妻達にとって不幸なこと。そんな、何の変化も刺激もないセックスに飽き飽きしている妻は、マミーポルノで描かれる非日常的なエロスに胸ときめかせるのです

◆次ページでは、マミーポルノのスゴイ中身をちょっぴりご紹介
 
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