基本5.毎月の掛金は定期的に積み立てられ購入日は選べない

資産運用においては、「いつ買うか」「いつ売るか」がしばしば問題になります。特にひんぱんに売り買いすることを運用のイメージに持っている人もいることでしょう。しかし、401kでは売り買いのタイミングを自由に決めることに制限があります。

毎月の掛金は会社が月末に金融機関に入金します。金融機関では入金が確認されたら月初の定められた日に買い付けを行います。株価が上がっているから様子を見たいとか、株価が下がっているからすぐに買いたいというようなリクエストはできません。

ちょっと思い通りにならないような感じもしますが、資産運用では定期的に積立を続けていくことも重要なことです。毎月の掛金を定期的にコツコツ追加するためのルールだと考えてみてください。

なお、すでに保有している投資信託等を売買する場合も、一日に一回特定の時間で注文を締めきり、当日ないし翌日以降に売買が行われます。デイトレーダーのように数百円値上がりしたからすぐ売却して利益確定するようなことはできません。

401kの資産運用は、普通に株を売り買いするのとちょっと違う!

さて、ここまで説明してきたらページが来てしまったので、具体的な資産運用の方針決定は次回説明してみたいと思います。

ところで、401kの資産運用の基本的なルールをチェックすると「運用として使い勝手が悪い」という人もいます。好きなタイミングでお金を入れ、携帯電話等でほぼリアルタイムに売り買いができることを資産運用だとすれば、確かに401kの運用方法はスローモーションに思えるかもしれません。

しかし、401kの対象は全国の普通の会社員が多いこと、その目標は数十年後に一定程度の資産形成を図って安心して定年退職を迎えてもらうことですから、こうした制限があると考えてみてください。デイトレードで一気に数百万円の損失を被る可能性は避けなければいけませんし、仕事中に株価を見ないと運用できないような方法を社員に強制していては、会社の業績も下がってしまいます。

普通に株をやったりするのと、401kの資産運用は違うやり方が求められます。次回以降その注意点について少しずつ解説していきたいと思います。

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