企業年金・401k/401k企業型の運用のポイント

401k資産運用テクニックの基本のキホン(1)

401kのある会社員は、自分で自分の老後のための運用を考えなければならないので、確かに大変です。そこで、運用を考える際の基本のキホンをお教えしたいと思います。会社がなかなか教えてくれない本音のところを教えます!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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401k運用の基本的な仕組みを押さえる

全国約350万人の401k加入者の皆さん、運用はどうしていますか? 今回からしばらく、個人の方が今すぐ活用できる401kの資産運用テクニックを解説してみたいと思います。
実は401kの運用方法について、実際に役立つような解説をしている情報はあまりないのでこのコラムは役立つことと思います(会社は会社で、説明の時間が限られているうえ、あまり予断を与えないような中立的なプレーンな解説になるため、実際にはあまり役立たないこともあるのです)。それでは考えていきましょう。

まず最初に押さえておきたいのは401k運用の基本です。以下の5点は仕組みとして必ず覚えておきましょう。

 基本1.資産運用の指示は自分で行う(途中で変更もできる)
 基本2.運用商品は何本買ってもいいし、割合も自由に決められる
 基本3.運用は定期預金等と投資信託の組み合わせで行う
 基本4.毎月の掛金額は会社の制度として自動的に決まる
 基本5.毎月の掛金は定期的に積み立てられ購入日は選べない

基本1.資産運用の指示は自分で行う(途中で変更もできる)

401kは自己責任、とよく言われますが、自分が決めた資産配分で自分の401k資産の運用が行われ、その結果が(うまく増えてもうまく増えなくても)自分の老後の受取額になる仕組みです。会社や国の補てんは絶対にありません。自分で決めた運用の結果が、自分の老後の財産になるという大原則は必ず覚えておきましょう。
運用の方針はいつでも変更することができます。もし自分の考え方が変わったり、世の中の変化を見て運用を見直す必要があれば、HPから好きに変更することができます。上司や同僚に見られずに好きに決められるわけです(なお、そうした詳細の情報を上司や会社が知ることができません)。

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