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ヨーロッパでわっしょい!ヨーロッパ春のお祭りツアー

キリスト教の祝祭をはじめ、年間を通して各地でお祭りやイベントが開催されるヨーロッパ。各国を代表する定番やちょっと変わった珍しいものまで必見のお祭りをご紹介します。

執筆者:武部 光子

 ヨーロッパのお祭りを体験!オプショナルツアーで気軽に参加

セビリア

セビリアの春祭りでは、色とりどりの民族衣装が目にも楽しい


長い冬が終わり、ようやく明るい陽射しに満たされ、草花の息吹が感じられる春。春の訪れを喜び、思わず外に飛び出したくなるような、エネルギッシュなお祭りが様々な形で催されています。キリスト教ではイエス・キリストが復活したのは3~4月頃とされ、復活祭(イースター)は、一年の中でももっとも重要な行事としても位置づけられています。

せっかくの機会だから地元の人に混じってお祭りの雰囲気を味わってみたいと思っても、慣習や実際の様子がわからなければちょっぴり不安。現地まで足を運んだにも関わらず、事情がわからず十分に満喫することができない、なんていう事態も。大勢の人で賑わう会場では、食事をするのも、身動きをとるのも大変です。ガイド付のツアーで参加すれば、そんな心配もなく気軽にお祭り気分に浸ることができます。

飲んで、歌って、踊って!ヨーロッパのお祭り体験ツアー・春編

キリスト教の祝祭をはじめ、年間を通して各地でお祭りやイベントが開催されるヨーロッパ。各国を代表する定番やちょっと変わった珍しいものまで必見のお祭りをご紹介します。

■スペイン バレンシアの火祭り/セビリアの春祭り
バレンシア

燃え盛るファヤ(ラス・ファジャス) バレンシアの火祭り

バレンシアの火祭り(3月開催)は、フャヤ(ラス・ファジャス)という紙の人形を街中に飾り付け、3月19日のサン・ホセの夜に優勝したファヤを除き、すべて焼き払うという迫力のあるお祭り。一方、セビリアの春祭り(4月開催)では、女性はフラメンコ衣装、男性はコルドベスというつば広の帽子を身にまとい、馬車に乗ってパレードをしたり、カセタという小屋の中で飲んで食べて踊って賑やかに楽しみます。いずれも春の到来を祝う、スペイン3大祭りに数えられる代表的なお祭りです。


■フランス アルル・復活祭のフェリア
アルル

アルル 復活祭のフェリア 勇ましく美しい闘牛士と牛の戦いは一見の価値あり 

毎年復活祭にあわせて南仏プロヴァンスの街アルルで開催される闘牛。古くから雄牛が生息するカマルグ地方では、闘牛は長く続く伝統であり、このアルルの復活祭のフェリアは、闘牛のシーズンのスタートを切る一大行事として位置づけられています。プロになる前の闘牛士と3歳以下の若い雄牛が初舞台を踏む新人戦や、牛の角にくくりつけたコカルドというものを素手で取る、というプロヴァンス独特の戦いなど見所が満載です。

■イギリス グロスターのチーズ転がし祭り
グロスター

チーズも競技者も転がる、転がる グロスターのチーズ祭り

人気の観光地コッツウォルズ地方のグロスター近郊で春に行われる珍イベントです。丘の上から地元で生産される、円筒形のチーズを競技者たちが追いかける、という単純なレースですが、時速100kmをも超える速度で転がるチーズを追いかけ、競技者たちもまたしばし転がりながら駆け下りるため、怪我人も続出とか。このチーズ転がしは、日本のテレビ番組で紹介されてから一気に知名度が上がりました。


■ベルギー イーペルネコ祭り
イーペルネコ祭り

見渡す限り猫、猫、猫のイーペルネコ祭り

3年に1度、フランスとの国境の街イーペルで行われる、お祭り。巨大な猫たちのパレードや、猫に仮装した人たちやフェイスペイントをした子どもたち、クライマックスの猫投げなど、街中が猫で埋め尽くされます。人口4万人ほどで普段は静かな街ですが、この日ばかりは世界中から観光客が集まります。猫好きにはもちろん、旅の土産話に一風変わった体験がしたい方には是非おすすめです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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