お金は天下のまわり物なの?

幸せなお金との付き合い方

幸せなお金との付き合い方

お金は独自の法則で動いています。よく「金は天下のまわり物」と言いますが、人と社会の中を循環しているのです。この「流れ」の法則を知っている人と知らない人では、お金に対する向き合い方も、考え方も違ってきます。そこからお金に好かれる人かどうかの運命が分かれるのではないでしょうか。

そこで前4回分までのまとめの意味も込めて、私なりに導きだした「お金の法則」を以下に挙げてみましょう。

法則1 お金は必要としている人のもとにやってくる

お金はあなたのエネルギーが換金されたものにすぎません。そのエネルギーの中でも最も影響力を持つのが、物の考え方です! 人は自分の考えや感情やイメージに沿った言動をし、知らず知らずのうちにある種のエネルギーを放ち、人生を一定の方向に動かしていっているものです。

お金を必要としているなら「ほしい」と願うのではなく、ただ「必要としていること」を認め、「それがまもなくやってくる」と考えることで、引き寄せる波動を出すことです。

「ほしい!」と願うのがよくないのは、「いま、ない!」と言っているのと同じで、それが潜在意識に引き渡されてしまうからです。「まもなくやってくる」と考えるとき、思考は可能性のほうに向かうことになり、それゆえ、不思議なことが起こります。

私の知っている人でリストラにあって収入が途絶えた人がいました。手元には2カ月分の生活費しかなかった。するとある日友人から突然電話がかかってきて「全く当てにしていなかった副業の臨時収入があるから」と、ポンと60万円を貸してくれたというのです。

ちょうど蓄えが尽きるころだったので知人は大いに助かり、その間で再就職を決め友人にお金を返すことができたとか。こういう不思議なお金の巡り合わせは人生経験を積んでいくうちに実感することがけっこうあります。まるで何か導き手がいるかのように「必要な時」に「必要な分」のお金が現れる。

お金は必要としている人のところに不思議と回っていくのです。

法則2 お金は安心するとやってくる

お金を手にしたいというなら、お金の心配をただちにやめ、「お金はなんとかなる」「つくれる」と安心してしまうことです。心配していると、その間ずっとあなたは恐れており、その恐れていることを引き寄せてしまい、逆効果になるのです。

「きっと、なんとかなる」「うまくいく!」「お金は手に入る」と安心すると、すでに
心の中では「受け取っている」ことになり、潜在意識はその空想上の既成事実に反応し、それを現実に再現しようとします。

ネガティブな思考を遮断すれば、新しい可能性をひらく回路をみつけられます。すると、お金を手に入れられるアイデアやきっかけや仕事や資金提供者を引き寄せることができるのです。

ある牧師さんが、世の中の若者に提供したいある施設の設立のためのお金を必要としていました。しかし、いくら考えても、どうやったらそのお金が手に入るのかわかりませんでした。考え疲れた彼は、いったん考えるのをやめ、空想の中で「神様、このお金をありがとうございます」と、受け取ったのです。

その瞬間、「そうだ、この教会に経済的に余裕ある社会活動家を呼び、講演してはどうか」と閃いたのです。お金を手にして「ありがとう」と感謝することで、思考に余裕が生まれます。その柔らかい思考の中で良いアイデアが浮かんでくる。

結局、その講演を行うことで彼は望む資金を手に入れることができたのです。なんと講演にやってきたある成功者に、資金提供を受けることができるようになりました!

法則3 お金は価値をわかっている人に寄ってくる

大きなお金にご縁のある人は、そのお金自体の価値や、それがあることで可能となるさまざまなことに大きな価値をみいだせるものです。逆に、お金にご縁のない人は、お金をほしがるわりには、お金を諸悪の根源であるかのように感じたり、それを持つとろくなことがないと考えているものです。

お金やその他なんでも、人が手にできるのは、自分が価値を感じているものだけ。お金がほしいなら、その価値を認め、感謝することです。「ありがとうございます。あなたの存在のおかげで、救われました」と。

法則4 お金は人生を楽しむ人に寄ってくる

お金はエネルギーの交換物です。それゆえ、パワーのある人に寄ってきます。パワーは、よろこびの象徴!  何か夢や目標があってイキイキわくわくしている人や、夢に賭けている人は、よろこびや高揚するエネルギーに満ちやすいもの。それが自分の波動を自然に引き上げ、よろこばしいものを引き寄せるのです。

また、そうやって生きている人のところには、人も寄ってくるものです。人は共鳴して心地よいもののところに自然に集まってきます。そもそもお金という「円」は、「縁」が連れてくるもの。人が集まれば、「いい話」や「ビジネスチャンス」も生まれやすくなるものです。

法則5 自分肯定している人のところにお金は寄ってくる

それがお金であれ何であれ、良いものに恵まれたいというのなら、「自己肯定」し、「自己価値」を認めておくことです。というのも、人は、自分を良い形で肯定したり、価値ある存在だと認めていないうちは、良いものを受け取れないようになっているからです。

「私なんかが受け取ってはいけないのではないか」「こんな私程度の人間がいいものを受け取ったら、バチが当たるのではないか」と、自らそれを退けるようなことをするものです。

自分肯定し、自己価値を認めるのに、最もシンプルな方法は、自分を好きでいることです。好きな人のためなら、人は良いものはなんでも与えたいと思えるのですから。

自分を好きでいないと、お金持ちになれないどころか、幸せを叶えるのも難しくなります。自分を好きで、肯定でき、価値を認められるから、人は、それに見合うものが望め、それを「よし」とすることで叶えられるのです。

多くの本やネットでも、お金を稼いだり貯めたりするテクニックや方法がたくさん紹介されています。しかし、情報を集めたからといって人生が変わるものではありません。要は、そこでどんな大切なことに気づいたかにかかっています。

5回にわたってお金持ちになるには考え方が大事だと一貫してお話してきました。ただし、「物の考え方」を変えるといっても、それはあなたが誰かと比べてまちがっているから正しなさいということではありません。

自分を幸せに豊かにしない考えを、自分を幸せに豊かにする考えに切り替えないと、損ですよということです。実際、その思考の習慣の産物である「この現実」を受け取ることになるのは、他でもない自分自身なのですから。

あなたが幸せに豊かになる思考に切りかえたとき、目の前の現実も連動して切り変わります。そのとき現れた人生の素晴らしさに、あなたはきっと驚き、そして喜ぶことになるでしょう!

★佳川さんのインタビューは今回で終了します。ご愛読ありがとうございました!

【過去のインタビューをチェック】
第1回 お金と幸せを呼び込む「考え方」と「口ぐせ」って?
第2回 ミラクルナミ流!幸運とお金を呼び込む人付き合い
第3回 幸運とお金を呼び込む!ミラクルナミ流意識の持ち方
第4回 ミラクルナミ流!幸運とお金を呼ぶ、仕事の仕方って?

教えてくれたのは……
佳川奈未(よしかわ・なみ)さん

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作家・作詞家・アーチスト。神戸生まれ、神戸育ち。東京在住。株式会社POWER FACTORY代表取締役社長。「生き方」「運」「お金」「恋愛」「成功」をテーマに多くの著書を執筆、海外でも多数翻訳出版されている。20代の頃より、アンドリュー・カーネギーやナポレオン・ヒル、ジョセフ・マーフィー博士などに影響を受ける。その後、株式会社POWER FACTORYを設立(代表取締役社長)し、学んだ成功理論に独自の成果法やメンタルケア・メソッドを取り入れ女性向けの自己啓発の世界を展開。執筆活動の他、講演や公演、ディナーショーやセミナー、トークCD・音楽CDなどでも活躍。雑誌・ラジオ・テレビなどのシーンにも多く登場。著書に『おもしろいほどお金を惹き寄せる心の持ち方』(PHP研究所・PHP文庫)、『富裕の法則』(マガジンハウス)、『結果は自然に現れる!』(講談社)など多数。