本駒込で見つけたナポリタンが看板メニューの町中華
駒込駅で北尾トロ隊長と待ち合わせをして、本郷通りを不忍通り方向へ歩く。六義園などを見て進むと、月山亭という町中華があった。定食などもそろっていて、魅力的。機会があれば訪問したいお店だ。このまま、本郷通りを進み、不忍通りで左に曲がる。しばらく歩くと「珍華」という町中華があった。
店舗ファサードも含め、ここはかなり惹かれるものがあった。機会があればぜひ訪れたいが、今回はこのお店が目的ではない。その少し先にあるお店が目的の「昇龍」さんだ。看板はない。時々、電光掲示板にお店の名前が出るようだ。
どう見ても中華料理屋さんなんだけれど、店頭の赤ちょうちんには「ナポリタン」の文字がある。さっそくお店に入ってみた。いいかんじだ。
自分はナポリタンと餃子を注文。ナポリタンは500円という安さ。ランチ餃子が250円だ。普通のお店ではなかなかありえないナポリタンと餃子の組み合わせを楽しみたい。それにしても、大盛りメニューが親方、理事長という名前になっているところが、有楽町のロメスパ(路麺スパの略)の聖地「ジャポネ」っぽい。小松菜が入っているのかな。と、北尾トロのカツ丼が先にきた。
少しいただいたけれど、カツが分厚くておいしい。それにしても、ご飯の量がけっこう多いね。そういえば、自分たちの後からきた若い男性が「タンメン、麺少なめで」と注文してた。ここは盛りもいいのかな。
ナポリタンは「お箸でお食べ下さい」と出された。ちゃんとタバスコと粉チーズも添えられている。餃子はもっちりとした皮がおいしいねぇ。ナポリタンは昔ながらのケチャップが香るもの。タバスコと粉チーズが合う。旨い! しかも、これで500円ならかなりのCPだ。ちなみに小松菜は入っていない。
お会計のとき、ご主人に聞いたところによると、こちらのお店は3代目になるそうだ。この場所で50年近く営業しているとのこと。そして核心の質問、「なぜ中華料理屋さんでスパゲティなのか?」と聞けば、もともと、夜のおつまみで始めたそうだなのだが、それが人気で、昼間のメニューにもなったとのこと。お腹いっぱいだ。
田端駅方面まで歩く途中、新しくなっていた赤紙仁王尊に寄る。ここは、お寺でもらった赤い紙を自分が患っている箇所と同じ場所に貼る。仁王尊に身代わりになってもらうというわけだ。
多くの人が仁王尊に赤い紙を張るため、二体の仁王尊は真っ赤になっている。まるでナポリタンだなぁと思いながら、僕たちはJR田端駅に向かった。
今回のお散歩動画はこちら
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