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こんなにある日本のリメイク韓国ドラマ(2ページ目)

韓国で日本のドラマが多数リメイクされていることは、以前の記事でも紹介いたしましたが、なぜこんなにもリメイクされるのか。私なりの分析でまとめてみました。

安部 裕子

執筆者:安部 裕子

韓国ドラマガイド

韓国での反響は?

いくら日本でヒットした作品であっても、韓国でヒットをするとは限りません。すでに結末がわかりきっている点では不利なリメイクドラマは、成否が明確に出やすくもあります。

また原作があまりに人気だと、演出やキャスティングによっては原作のイメージを損なうと批判を浴びることも。そんな中で反響が高かった作品を挙げてみましょう。

「白い巨塔」
リメイクドラマで初めて高評価を受けたパイオニア的作品。韓国にも医療現場を舞台にしたドラマはあったものの、医師と患者たちのヒューマンストーリーのようなものが多かったため、組織の中の対立構造に着眼した骨太のストーリーが新鮮に受け入れられ、大きな反響を巻き起こした。

「花より男子~Boys Over Flower」

原作漫画に忠実ながらも、随所にオリジナルエピソードを盛り込み、先立ってドラマ化された日本、台湾版と差別化を図った。新人ばかりを起用したF4のフレッシュな顔ぶれも人気の要因に。最高視聴率は35.5%。

「ドラゴン桜<韓国版>」
教育に熱心な韓国人の興味を惹いて最高視聴率27.4%を記録。原作では学生たちは東大を目指すが、韓国版では実際の大学名では学歴至上主義をあおるという理由から架空の名門大学に変えている。

お受験への関心が高い韓国でもヒットした「ドラゴン桜<韓国版>


「その冬、風が吹く」
人気脚本家ノ・ヒギョンがオリジナルではなく初のリメイク脚本を書くことで注目された「愛なんていらねえよ、夏」のリメイク版。舞台を夏から冬に変えて、美しい雪景色を背景にした映像美と、繊細な心理描写で最高視聴率15.8%を記録。熱狂的なファンを生みだした。

「オフィスの女王」
篠原涼子主演の「ハケンの品格」をリメイク。韓国の国民的女優キム・ヘスの身体をはった演技が絶賛され、2013年KBS演技大賞を受賞。

原作のファンならば、比較しながら見てみるのも面白いかもしれませんので、ぜひ韓国リメイク版もチェックしてみてください。

つぎのページでは、2014年までに韓国でリメイクされた日本ドラマの一覧をご紹介!
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