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追い込み、ユニバ、四大陸……2月のフィギュア界雑感(2ページ目)

2月、冬真っただなか。フィギュアスケート界でも、いろいろなことがありました。2月のフィギュア界を振り返ってみましょう。

執筆者:長谷川 仁美

学生のためのオリンピック「ユニバーシアード」

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2月4~8日には、スペインのグラナダでユニバーシアードが開催されました。

日本では報道されることが少ないこの大会ですが、「学生のためのオリンピック」とも呼ばれているように、選手たちのInstagramやTwitterを覗くと、各国選手たちがオフアイスで楽しそうに過ごしている様子が伝わってきました。

日本選手団の主将として、フィギュアスケートの小塚崇彦選手が主将として今大会に臨みました。結果はこちらから。


四大陸選手権

さらにその翌週、2月12~15日に、韓国・ソウルで四大陸選手権(ヨーロッパ以外の選手たちの選手権)も行われました。日本からも多くのファンが海を越えて応援にむかっていました。

この大会出場者には、3月の世界選手権にエントリー予定の面々も多く、スケーターたちには、世界選手権前にジャッジにさらにいい印象を持ってもらいたい、という思いもあります。また、世界選手権出場予定ではない選手たちも、大きな大会でいい演技をして、来シーズンの自分の評価を高めておきたい、シーズン最後に今シーズンのすべてを出し切った演技をしたい、という強い思いを持っている選手もいます。

結果ですが、男子シングルで、ショートプログラム、フリーともに圧倒的な演技を見せたデニス・テン選手(カザフスタン)の圧勝の印象が強い大会となりました。韓国系カザフスタン人の彼にとって、韓国は特別な場所。そして、3年後の五輪は韓国・ピョンチャンです。しかも、男子シングルフリーが行われた日は、1年前に彼がソチ五輪で銅メダリストになったのとまったく同じ日だった……と、彼にとっては非常に意味のある優勝でした。

日本の選手たちも、世界で戦っていく姿を印象づけました。女子シングルの2位に宮原知子選手、3位に本郷理華選手が入っています。結果はこちらから。


スイスのアイスショー

競技会ではありませんが、2月上旬に、スイスで開かれた“アート・オン・アイス”というショーに、日本からは高橋大輔さんが出演しました。スイスでのショーでしたが、日本からもたくさんのファンが海を越えて、ショーを何公演も楽しんだようです。


全日本シンクロナイズド・スケーティング選手権

スケートのシンクロ、ご存知でしょうか? アイスショーに足を運んだことがある人ならご覧になったこともあるかもしれませんが、10人以上のスケーターたちが列になったり輪になったりリフトやスピンをしたりするスポーツです。近くで見ていると、選手たちの生む風が強くて驚きます。そして、シンクロは純粋に楽しい。

今週末、2月28日と3月1日には、全日本シンクロナイズド・スケーティング選手権が、滋賀県立アイスアリーナで開催されます。スケジュール、エントリーチーム名はこちらから。(PDFです)


3月に入ると、すぐ世界ジュニア選手権があり、下旬には、今シーズン一番大きな大会である世界選手権も控えています。もうすでに、春から夏にかけて各地で開催されるアイスショーのチケット発売の情報も聞こえてきています。

3月の集大成のときにむかう大切な時期……そんな印象の2015年の2月でした。
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