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ダルビッシュ&田中がメジャーのシステムを変える

メジャーリーグの先発ローテーションは5人の投手を中4日で回すのが主流だが、ヤンキースは球団公式サイトで先発ローテーションを6投手で組む計画を持っていることを明らかにした。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

ダルビッシュの発言がキッカケとなりメジャーが動いた

田中将大投手が在籍するヤンキースが、先発ローテーションに関する計画を発表した。

田中将大投手が在籍するヤンキースが、先発ローテーションに関する計画を発表した。

メジャーリーグのシステムが、日本人投手によって変わるかもしれない。

メジャーリーグの先発ローテーションは5人の投手を中4日で回すのが主流だが、ヤンキースは2月18日(日本時間19日)、球団公式サイトでラリー・ロスチャイルド投手コーチが先発ローテーションを6投手で組む計画を持っていることを明らかにした。

「春先はそれほど多く投げられない投手もいるし、可能な限り十分な休養も与えたい」

今季のヤ軍のシーズン序盤は、超過密スケジュールだ。4月17日から5月17日の31日間で30試合が組まれている。しかも、先発陣が万全ではない。

昨季ローテーションを1人だけ守った黒田(現広島)が抜け、エース格に昇格した田中将大投手(26)が右ヒジ靭帯部分断裂、C・C・サバシアが右ヒザ手術、ピネダが背中及び右肩痛という故障明けで、無理はさせられない。そこで先発6投手による中5日ローテーション。

大いなるキッカケは、レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)の発言だ。昨年7月、オールスター戦前日の会見で、「中4日は絶対に短い。120球、140球投げさせてもらっても、中6日あれば靭帯の炎症もクリーンに取れる。選手をプロテクトするのであれば、中5日から中6日でやった方がいい。最低でも中5日」と提唱した。この発言は日本のメディアはもちろん、ニューヨーク・タイムズやESPNなどでも大きく取り上げられた。

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